ファイル380:花鳥風月殺人事件『4』
ミサオ
「花鳥風月?それになぞらえて、犯人は殺人を重ねているという事か?」
コナン
「そうだよ、山村警部・・・」
コナンに続き、哀達が説明を始めた。
哀
「よく思い出してみて!立て続けに起こったこの3つの事件を・・・まずは霧沢香月さんが月明かりの下で刺殺された第1の事件・・・月明かりという事は月・・・つまり、『花鳥風月』の『月』よ!」
刃
「次に、花畑の中に鷲尾梅花さんを毒殺し置いた第2の事件・・・花畑の中に置いた事から、考えられるのは『花鳥風月』の『花』!」
ユリ
「そして、さっき鋼町で菅原風雅さんが人工の竜巻に吹き飛ばされ即死した第3の事件・・・竜巻が意味する言葉は風・・・」
ミサオ
「なるほど・・・『花鳥風月』の『風』ってワケか!」
コナン
「そうだよ!今確実にわかっている事は・・・花鳥風月にはまだ『鳥』の字が残っていて・・・犯人は間違いなく、もう1人誰かの命を狙っているって事だけだ・・・」
ミサオ
「それで?次の標的が誰なのかはわかったのかい?」
コナン
「ううん・・・」
真希
「ねぇ、コナン君・・・」
真希がコナンに話しかける。
コナン
「ん?」
真希
「もしかしたら、犯人は名前に花鳥風月の字が含まれている人を順番に殺してるんじゃないかしら・・・?」
哀
「という事は、次の標的は如月花鳥さんか羽鳥さんのどちらかって事?」
真希
「うん・・・2人共『鳥』の字が含まれているしね・・・」
風月
「じゃあ私、お母さんと羽鳥おばさんに気をつけるように言っておくわ・・・次はお母さん達のどちらかかもしれないってね・・・」
暁
「風月は大丈夫なのか?オマエの名前には・・・」
風月
「大丈夫よ、暁・・・『風』と『月』の殺人はもう終わったんだから、私が狙われる事はまずないわ。」
暁
「そうだな。」
和雪
「じゃあ、とりあえず2人の所に戻りましょうか?ボク達が急に走り出したから、心配しているかもしれませんし・・・」
ミサオ
「そうだね。それじゃあ戻ろうか。」
コナン達が戻ると、最初に待っていたのは風月へのゲンコツだった。
ポカ!
風月
「イタ〜ッ!」
花鳥
「風月!どこに行ってたの!心配したのよ!」
風月
「ごめんなさい・・・」
羽鳥
「それで、鋼町はどうなってたの?」
羽鳥がコナンに聞いた。
コナン
「竜巻に巻き込まれて、菅原風雅さんが死んだよ。」
羽鳥
「そう・・・」
ミサオ
「とりあえず、あなた達はなるべく離れないようにしておいてください。特に如月さん姉妹はね・・・」
羽鳥
「・・・。・・・もう昔のように名前で呼んでくれないのね・・・ミサちゃん・・・」
ミサオ
「悪いが・・・今のあなたは幼なじみの羽鳥でも・・・ボクの部下だった如月でもない・・・被害者・霧沢香月の妻・・・容疑者の1人だよ・・・」
羽鳥
「・・・」
刃
「(部下だったって事は・・・)」
コナン
「(元は刑事・・・?)」
『ん?大きくなったらオレの嫁になるって?』
『うん!咎島巡査のお嫁さんにアタシなる!』
咎島紫鳥『ハハハ、それは勘弁してくれ羽鳥ちゃん・・・それじゃオレがミサオに恨まれちまうよ・・・』
羽鳥
「・・・」
コナン
「え、咎島紫鳥巡査?」
ミサオ
「ああ・・・ボクや如月さん姉妹がよく遊んでもらってた、群馬県警の巡査だよ・・・1年前、不慮の事故で亡くなってしまったけどね・・・」
その時、カラスの鳴き声が辺りから聞こえてきた。
カァーカァーカァーカァー・・・
真希
「カラスの鳴き声か・・・」
コナン
「カラス・・・(カラス・・・鳥・・・。!!まさか!?)」
何を思ったのか、突然コナンは走り出した。
哀
「あ、コナン君!?」
哀達も後を追っていく。
しばらく走り続けて、ようやくコナンは止まった。
哀
「もう、急に走り出してどうしたの・・・?あ!」
刃
「あ、あれは・・・」
風月
「羽鳥おばさん!!」
なんと、飛び回るカラス達に囲まれるようにして羽鳥が倒れていた。
コナン
「(クソッ・・・『花鳥風月』の『鳥』かよ!?)」
一方、一番後ろにいた真希は、誰かに向けてメールを打っていた。
真希
「(『ターゲットは私の近くにいる・・・早急に私の所に来られたし、ファミリア・ファウナ』っと・・・)フフッ・・・」
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