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FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル379:花鳥風月殺人事件『3』


コナン達の目の前に突然出た、1人の男性の遺体・・・

さながらそれは、お花畑の中で静かに眠る神のようであった。

といっても、まだコナン達はこの男性が死んだとは知らない。

しかし、刃がすぐにそれを気づかせた。

男性の脈を測る刃。

しばらくして、刃は口を開いた。


「ダメね・・・もう手遅れだわ。亡くなってから約2日は経っている・・・」

コナン
「そうか・・・」


「とりあえず、警察に電話しましょ。」

コナン達は、警察に通報した。





1時間ほど経って、警察が到着した。

「おやぁ?確か君はコナン君じゃないか?」

コナン
「え!?」

コナンは声を出した人物をよーく見てみた。

コナン
「ぐ、群馬県警のヘッポコけい・・・じゃなくて、山村刑事・・・」

そこに立っていたのは、群馬県警の山村刑事だった。

歩美
「あ〜、山さ〜ん!」

光彦
「お久しぶりですね。」

山村ミサオ
「久しぶりだね、少年探偵団の諸君。ちなみに私はもう刑事ではないよ。この間警部に昇進したのだよ!」

元太
「な、何だって〜!?」


「人は見かけによらないものね・・・」

ミサオ
「ところで・・・君達、しばらく見ない間に随分とメンバーが増えてないか?」

コナン
「ああ、ここ最近でメンバーが増えたんだ・・・」


「剣野刃です。」

ユリ
「金田一ユリです。」

風月
「如月風月です。」

真希
「片桐真希です。」

マリア
「東尾マリアです。」

たくま
「坂本たくまです。」


「常盤暁です。」

刃達は、順番に挨拶をした。

ミサオ
「随分人数が増えたんだねぇ・・・まぁ、そんな事はさておき・・・」

コナン
「そういえば、山村警部って群馬県警でしょ?ここ長野県だよ?何でいるの?」

ミサオ
「警察学校時代の後輩が長野県警に勤めていてね・・・この事件、自分達では手に負えそうにないから、ボクが呼ばれたってワケなんだよ。」


「あまり変わらないと思うけど・・・うっ!!」

コナンがあわてて哀の口を塞いだ。

コナン
「哀、そんな事言っちゃダメだって!」


「モゴモゴ〜・・・」

ミサオ
「ん?哀?哀ちゃんの事を名前で呼んでるって事は、コナン君と哀ちゃんはつき合ってるのかい?」

歩美
「そうなの!お互いに名前で呼び合ってるし、も〜四六時中ラブラブで・・・」

風月
「それを言うなら歩美ちゃんと光彦君だって・・・」

ユリ
「あらぁ?風月ちゃんだって暁君と激ラブでしょ〜?」


「ユリは元太君と親密な関係で〜・・・」

歩美達は言い合いを始めた。

マリア
「止めんかい!ドアホ!!」

マリアが歩美達を木刀で叩いた。

バシバシバシバシッ!!

歩美・刃・ユリ・風月
「イタ〜ッ・・・!!」

光彦
「・・・話がそれましたね・・・」

元太
「だな・・・」


「山村警部、コイツらの事は放っといていいですから、事件の概要を説明してもらえますか?」

ミサオ
「あ、ああ。そうだね。」

山村警部は、コナン達に事件の概要の説明を始めた。



ミサオ
「まずは第1の事件からだね、柊木君!」

柊木(ひいらぎ)和雪(かずゆき)『長野県警刑事』
「はい。第1の犠牲者は、霧沢香月・・・月明かりの下で刺殺体で発見されました。職業は、政治家です。」

真希
「その人なら知ってるわ。お父さんがこの前逮捕した、悪徳政治家だもの・・・」

コナン
「悪徳政治家?」

真希
「『汚れた政治家』とか『悪魔の政治家』と言った方が正しいわね。とにかくたくさんの賄賂なんかを受け取って、私腹をこやしていた人よ。一度逮捕されたんだけど、法外な保釈金ですぐに釈放されちゃって・・・お父さんは、何とかして霧沢を再逮捕しようと思っていたわ。でも、その矢先にこんな事になるなんて・・・」

ミサオ
「君のお父さんってもしかして、片桐正義さんじゃないかね?」

真希
「あ、はい。そうですけど・・・」

ミサオ
「どおりでお父さんと瞳が似てると思ったよ。あの人の瞳は、まさしく刑事にふさわしく・・・」

マリア
「警部さん?そんな事くっちゃべってんと、早う第2の犠牲者の事話してくれへんか?」

ミサオ
「ああ、そうだったね・・・」

和雪
「第2の犠牲者は鷲尾(わしお)梅花(ばいか)。花畑の中に毒殺体で倒れていたのを、コナン君達が発見したワケです。職業は医者ですね。」

真希
「鷲尾梅花。金儲けしか考えていない最低の医者ね。金儲けのためなら、患者にワザとキズをつける事もいとわないのよ。」

マリア
「呆れた人間やなぁ・・・」

コナン
「(香月に・・・梅花・・・?)」


「どうしたの、コナン君?」

コナン
「あ、イヤ・・・なんか、この2人に共通点がある気がするんだよなぁ・・・」


「共通点ねぇ・・・」

そんな事を言っていると、柊木刑事の携帯が鳴った。

和雪
「はい、こちら柊・・・え?竜巻が鋼町を襲ってる!?」

コナン
「何だって!?」


「行きましょ、山村警部!!」

ミサオ
「ああ!!」

コナン達は、鋼町へと向かった。





鋼町に着くと、ものスゴい竜巻が町を襲っていた。

ゴオオオオオ・・・

コナン
「な、なんて強力な竜巻だ!!」


「このままじゃ、私達吹き飛ばされるわよ!」

風月
「イヤ・・・あれは誰かが作った人工の竜巻よ。」


「え?」

風月
「人工竜巻なら、私の力で消せる!ウィンギコル・スプリイス!!」

風月が放った冷気の風が、あっという間に竜巻を凍らせた。

風月
「滅せよ!サマザケル・スプリイス!!」

続けて放った雷で、竜巻は爆発した。

風月
「さぁ、これで大丈夫・・・!?」

竜巻が消えた場所には、1人の男性が息絶えていた・・・

『(あの娘、何者だ・・・?あの娘をこのままにはしておけん・・・何とかしなければ・・・クックック・・・)』





現場検証が始まった。

第3の犠牲者は菅原(すがわら)風雅(ふうが)

山村警部や柊刑事と同じく、刑事である。

しかし、菅原は2人とは明らかにちがっていた。

昇進のためなら何であろうがする男。

それこそ、犯人を殺す事にも躊躇しない。

そんなワケで、彼を恨んでいる者は多かった。

ミサオ
「フーム・・・この3人に共通する事といえば、3人共あまり評判が良くないと言う事だろうか?」

コナン
「それだけじゃないよ、山村警部!」

ミサオ
「どういう事だい?」


「月明かりの下で刺殺された霧沢香月さんは・・・『月』!!」


「花畑の中で毒殺されていた鷲尾梅花さんは・・・『花』!!」

ユリ
「人工の竜巻に吹き飛ばされ、即死した菅原風雅さんは・・・『風』!!」

ミサオ
「じゃあ、まさか・・・この殺人は・・・」

コナン
「ああ・・・3人共、ある有名な四字熟語になぞらえて殺されてるよ・・・天地自然の美しき景色・・・『花鳥風月』にね!!」












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