ファイル376:江戸川コナン君の怖い物とは・・・?
それはある日の工藤邸での事であった。
ふと、哀がこんな事を言い出したのだ。
哀
「ねぇ、成美さん・・・」
成美
「はい?」
哀
「コナン君って、スゴい子ですよね・・・」
成美
「スゴすぎますよ。手先が器用でサッカーの才能があって、オマケに推理力は神的レベルで・・・」
哀
「弱点とか・・・ないのかしら?」
成美
「は?」
哀
「だから弱点ですよ弱点。ユリちゃんがヘビ嫌いだったり、風月ちゃんがウサギを怖がったりするアレ。何というか、コナン君ってスゴいけど・・・ちょっと困らせたくなるオーラが出てるじゃないですか!!」
『女装させられたコナンの図』
コナン『も〜、やめてよ哀ちゃ〜ん・・・』
成美
「ま・・・まぁ、否定はしませんけど・・・」
哀
「でしょ?だからコナン君には弱点って必要だと思うんですよ。って事で、コナン君の弱点と予想される品を、ハテナBOX風に用意してみました!!」
バン!
成美
「ハァ・・・じゃ、しゃあハテナの『テ』を。」
哀
「オープン!!」
バッ!
ゲコッ・・・
ガクガクガク・・・
成美
「・・・あの・・・哀ちゃん?」
哀
「そんな不気味な物を近づけないで!!気持ち悪いじゃないですか!!とにかく、そんな物はサッサと下げてください!!」
成美
「ハァ・・・(だったら、用意しなければいいのに・・・)」
ポイッ。
哀
「やはりハテナBOXなどに頼ろうとした私達がバカだったわ。」
成美
「イヤ、私達って・・・アタシは別に・・・」
哀
「やはり弱点は観察によって見つけなくちゃ。」
成美
「ハァ・・・」
哀
「それにしてもコナン君、何をしているのかしら?」
コナン
「よし、これも正解っと・・・フー、休みの合間にようやく古文の弱点を克服したよ・・・」
哀
「(ちぃぃ、私達がモタモタしているから見なさい!コナン君の貴重な弱点が1つ克服されてしまったじゃないですか!!)」
成美
「(イヤ、別にいいんじゃないですか?それは・・・)」
哀
「ええい、まぁいい。他に弱点とか苦手な物はないかじっくり観察よ!」
成美
「あ、でも見てください・・・」
コナン
「うーん・・・哀、サバ、このままだと食べないからなぁ。少しミンチにして、血生臭い匂いはショウガで消して・・・シイタケやナスビも苦手だし、ワサビとか辛いのは絶対ダメだし・・・ピーマンも微塵切りにしないとなぜかハシが進まないし。あー、サケの皮も苦手だったな。」
哀
「う・・・」
成美
「弱点や苦手な物をじっくり観察されてますねー。」
コナン
「こんなに好き嫌いが多いから、健康が・・・」
哀
「うるさい、バカァ!!」
ドガッ!!
哀
「まったく!コナン君は本当に・・・」
哀
「やはりこうなったら・・・定番の弱点で攻めるしかないわね。」
成美
「は?」
その夜・・・
哀が着ているのは、ハロウィン用に買って来たオバケの衣装。
哀
「ウフフ、どうですか成美さん。これはビックリでしょ?」
成美
「ええ。何かもういろんな意味でビックリです。」
哀
「夜暗い所でオバケが出て来たら、怖がらない子はいないからね。完璧ね、これは。」
成美
「(っていうか、それはあなたの弱点なのでは?)」
哀
「よし!では行くわよー!」
成美
「はいはい。じゃあ電気は消しといてあげるから、1人で行ってらっしゃい。」
パチ。
パッ!
哀
「ん?イヤイヤ成美さん、まだ早い。まだ早いって。」
成美
「そうですかー?でも、これくらいしないと怖がってもらえませんよ〜?」
クルッ!
ボワッ・・・
ブルブルブルブル・・・
哀
「うぅ〜・・・」
成美
「イヤイヤ・・・だから、この程度でそんなに怖がらなくても・・・」
コナン
「あの・・・さっきから何をやっているの?」
哀
「む!コナン君!!ええい!だったら単刀直入に聞いてやる!!コナン君!!あなたの怖い物は一体何なの!!」
コナン
「えーっと・・・ここらで一杯、お茶が怖い・・・?」
哀・成美
「・・・(江戸時代のオチーっ!!)」
意味がわからない人は、『饅頭怖い』という落語を見てね。
哀
「ねぇ。このままじゃ面白くない。」
コナン
「じゃあ、今回は2本立てって事で・・・」
刃とユリの場合
刃
「え?怖い物?」
ユリ
「そうよ。最強のエスパーであるリアンでも、怖い物とかあるのかな〜って・・・」
刃
「えーっと・・・怖い物かぁ・・・あ!あるわよ。」
ユリ
「お!何なのそれは?」
刃
「アタシ、芋虫が怖いのよ。」
ユリ
「ヘ〜。な〜んだ、意外と普通のが怖いのね〜。」
刃
「体長13メートル体重9トン。口から火を吹き糸は猛毒。触るだけで自然発火し、シベリアの約80パーセントを壊滅させ、後3分倒すのが遅れていたら地球が死の惑星と化していたかと思うと・・・」
ユリ
「『怖い』の意味がちがうわよぉ!!っていうかそれ芋虫じゃないし!!」
・・・お後はよろしかったでしょうか? |