FBIから来た女:4〜清流・青の章(39/111)縦書き表示RDF


オリジナルキャラクター・ファイル34

槙原敦志(まきはら あつし)

コナン達が通う帝丹小学校の2年生で、少しプライドが高い男の子。
帝丹小学校で一斉に行ったESP検査の結果、『数値が異常に高いのに、反応は陰性・・・要するに、『超能力が発動しないエスパー』の可能性があり、しかも潜在能力はレベル8以上。しかも波形が不安定で、いつ能力が発動するかわからない』という結果が出た。
そのため、万が一超能力が暴走した時のために、真希達が監視についていた。
その後、超能力が発動し、真希達を出し抜くほどの強大なエネルギーを発生。
いつもイジメをしていたガキ大将を懲らしめようとするも、真希達によって咎められる。
その後の騒動もあったためか、超能力は最終的に念動力(サイコキネシス)に絞られ、レベルも4〜6の間に落ち着いた。
父親の敦盛(あつもり)はエスパーの存在に警鐘を鳴らす著書も執筆した大学産業教育学科助教授で、反エスパー組織『普通の人々』の支援者だった。
ところが、敦志がエスパーになってからは逆にエスパーの立場から警鐘を鳴らす側に考えを変えた(要するに彼は単なる親バカだった)。
彼の情報で『普通の人々』北杯戸支部と南鳥矢支部、並びに西奥穂支部と東利善支部は壊滅した模様。
片桐真希の後輩となり、今後彼女に熱心な指導を受ける模様。
真希の事は微妙に意識している。
その後の真希の発言や態度から、本当につき合い始めた事が判明した。
FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル372:神からの贈り物(ギフト)『5』


ピンポーン!

敦盛
「どなた?」

秀一
「超能力支援研究局の者です。息子さんの事で、少しお話が・・・」

敦盛
「敦志の・・・!?」





カァァァン・・・

秀一
「・・・そんなワケで、ウチのエスパーと一緒にいます。彼女があなたを連れて来て欲しいと・・・」

敦盛
「バカな!息子がエスパーになどと・・・」

バリー
「気持ちはわかりますがね、普通の両親からもエスパーは生まれます。両親が不活性だったからといって、超能力の因子がないとは限らないのですよ。ところが何かのキッカケでESPが顕在化すると、以後その状態が受け継がれるんです。」

敦盛
「じょ、冗談じゃないぞ!!この先、私の子孫はエスパーになると・・・そういうのかね!?」

バリー
「お気の毒です。」

キース
「気の毒ってこたないでしょ!?」

秀一
「こう考えていただけませんか?たとえあなたにとって好ましいものであってもなくても・・・敦志君の才能は、『神贈物(ギフト)』なんです。何か意味があって、彼に与えられたのではないでしょうか。祝福してやらねば、それに背く事になる・・・と。」

敦盛
「・・・」

秀一
「第一、超能力はそんな恐ろしい物じゃないですよ。家や車をぶん投げて破壊するようなパワーは滅多に・・・」

バリー
「!!お・・・おい、ありゃ何だぁ!?」

キキーッ・・・

キース
「クレーンが橋に・・・」

バキバキ・・・

グワッ!!

真希
「サイキックゥ〜!!」

秀一
「ま・・・真希ちゃん!?君、何を・・・」

真希
「バックドロ〜ップッ!!」

ブンッ!!

秀一
「投げたーっ!!」

ドガァァァァン!!

秀一
「そして爆発したーっ!!」

ビシッ!

秀一
「衝撃で近隣の家が少し壊れたーっ!!」

敦盛
「・・・!!」

秀一
「イッ・・・イヤッ、ちがいます!!きっとこれには何か理由が!!たぶん!!否、絶対!!」


「当たり前でしょ、失礼ね!」

風月
「私達は事故の処理をしてただけよ!」

秀一
「リアン!風月ちゃん!」

ヒュパッ!

ユリ
「赤井さん!?この人達を病院に!他の人は軽傷よ!」

秀一
「リリス君!」


「連れて来てくれたのね?」

秀一
「・・・それでよかったかどうか、今微妙な気分だけどな。」

敦盛
「・・・!敦志・・・!!」

敦志
「う・・・おお、おおおおおーっ!!!」


「敦志君が橋を支えてくれてるおかげで、真希ちゃん達も救助活動に専念できたの。でなきゃ、もっと大変な事になってたわ。」

敦盛
「アイツが・・・!!」

フワッ・・・

真希
「よし、がんばったね!」

風月
「私達が代わるわ!」

敦志
「よかった・・・!!もう限界だったん・・・だ!?・・・!!と、父さん・・・!!!」





第19面談室



バリー
「最終的に敦志君の能力は、念動力(サイコキネシス)に絞られたようです。レベルも4〜6の間に落ち着きました。」

キース
「これはESPリミッターを使えば生活に支障はなく、しかもFBI本部で訓練すればさらにのばす事もできるレベルです。」

秀一
「・・・なんで部屋の中に卓袱台(チャブだい)があるんです?」

ジェイムズ
「お父さんが怒って暴れ出した時、安全にひっくり返せるようにだ。部屋の中の物全てが特殊素材でできているのだ。」

秀一
「税金ってスゴいな、おい・・・」

真希
「でも・・・もしあのオジサンが、あれをひっくり返すような事になったら・・・(子供の超能力を認めてくれないような父親だったら・・・私達・・・!!)」

敦盛
「・・・エスパーが増える事は誰にも止められない。社会学者として、私はその事はわかっているつもりだ。だが、世の中は、急激な変化にはついていけない!エスパーは今の社会を混乱させ、必ず普通人間(ノーマル)と対立する事になる・・・!!」

バン!!

真希・ユリ・風月・刃
「(あの本出た!!)」

秀一
「(ヤバい!!)」

敦盛
「私は普通人間(ノーマル)の立場から、それに警鐘を鳴らし、家族と社会を守ろうとしてきたのだ!!それが・・・自分の息子がエスパーに・・・!!!」

バリー
「イ・・・イヤ、しかし!それは誰のせいでもないですし、彼は・・・」

敦志
「(オレ・・・やっぱりもう家にはいられなくなる・・・)」

敦盛
「うがぁぁぁーっ!!!」

バッシィッ!!

ジェイムズ
「卓袱台ではなく自分の本を投げたーっ!!」

秀一
「怒ってる!?」

だむっ!!

グリグリグリーッ・・・

ジェイムズ
「そして踏みつけたーっ!!」

秀一
「これ何?怒ってる!?何に対して!!?」

敦盛
「こうなってしまったのなら、話は別だぁ!」

敦志
「え?」

敦盛
「今後はエスパーの立場から警鐘を鳴らし、普通人間(ノーマル)共から家族を守るっ!!」

ギュウウウッ・・・

敦志
「と、父さん・・・!!」

敦盛
「世界一のエスパーになれ、敦志ーっ!!!」

真希・風月・刃・ユリ・秀一・ジェイムズ・バリー・キース
「(た・・・ただの親バカだったぁーっ!!!)」

敦盛
「敦志をよろしくお願いします!こちらでコイツの力を伸ばしてやってください!!」

バリー
「ハ・・・ハァ・・・」

敦盛
「後、憎むべき反エスパー団体の情報も提供しましょう!それで、北杯戸支部と南鳥矢支部、並びに西奥穂支部と東利善支部は壊滅するハズです。」

キース
「4つもある割には範囲狭いわね、それ!?」

敦盛
「『普通の人々』はどこにでもいますからね。組織の細胞は横のつながりを持っていないのですよ。」

真希
「よかった・・・認めてもらえて・・・!!」

こうして、槙原敦志君は真希の後輩になりました。












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