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FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル369:神からの贈り物(ギフト)『2』


バリー
「いいのか?シュウ。あの子がエスパーになると、ちょっと面倒だぞ。」

キース
「何せ父親は、反エスパー団体の支援者なんだからね。」

敦志
「1年生・・・?みんなエスパーなの!?」

真希
「そ、レベルは10・・・じゃなくて2。私・片桐真希と如月風月ちゃんは、それぞれ水と春夏秋冬(キ・デンキ・ホノオ・コオリ)念道能力者(サイコキノ)。で、こっちは・・・雷の接触感応能力者(サイコメトラー)・剣野刃ちゃんと、雷の瞬間移動能力者(テレポーター)・金田一ユリちゃん。」


「よろしくねっ!」

敦志
「・・・でも・・・別にオレ、エスパーだと決まってないし。先生に言われて話をしに来たって・・・その話、何かおかしくね?」

ユリ
「う!そ・・・それは・・・」


「尾行とか面倒くさいから?」

風月
「お・・・おかしいとかおかしくないとかじゃなくてっ・・・」

真希
「キレイでカワイイ女の子が4人も来たという段階で、とりあえず細かい事は忘れて喜びなさいよ!?おりゃーっ♪」

ユリ
「そうよ、考えちゃダメ!楽しも!!ね!?」

風月
「1名様、御案内(ごあんなーい)!!」


「・・・アタシ達、悪質(ボッタクリ)バーの客引き要員みたいよ・・・?」

真希
「確かにエスパーになると面倒な事も多いけど・・・超能力を持ってみたくない人間はいないでしょ?もしエスパーになったらどんな感じか・・・話だけでもしてみたくない?」

敦志
「・・・それは・・・まぁ・・・」

真希
「じゃあ、その辺ゆっくり・・・あなたん家で♪」

敦志
「え、来るの!?」



バリー
「いいのか、放っといて?」

秀一
「まぁ、任せてみよう。案外うまくやるかもしれないぜ?」






「両親共普通で共働き?」

敦志
「うん、それぞれ高校と大学で教えてる。」

真希
「敦志君はさ、もしエスパーになるんだとしたら・・・どんな能力が欲しいワケ?」

敦志
「うーん、わかんない。どんな能力があるの?」

真希
「大きく分けると、『超感覚(イーエスピー)』と『念道力(ピーケー)』ね。念道力の代表は、私や風月ちゃんの『サイコキネシス』。精神で物体を動かす能力。レベルが上がるほど重い物体を動かしたり、細かいコントロールもできるのよ。人によっては、重力や磁場・風や雷を操ったり物体を燃やしたり凍らせたりいろいろ・・・レベル6〜8あたりで、自分の体を持ち上げて空を飛ぶ事もできるわよ。かなりの才能と特訓がいるんだけどね。似たタイプには、植物や動物等を操る物体操作能力者(マインドコントローラー)がいるわ。」


「アタシは超感覚系の『サイコメトラー』。触った物からいろんな情報を読み取れるの。後、アタシは雷に撃たれて帯電体質になったから、放電もできるのよ。」

敦志
「触らないとダメなの?」


「アタシの場合はね。接触なしの能力だと・・・遠くや物陰を見透かす『遠隔透視能力(クレヤボヤンス)』。未来予知ができる『予知能力(プレコグ)』。思考を読んだり送ったりできる『精神感応能力(テレパシー)』。人との駆け引き・戦いには圧倒的に有利よ。犯罪捜査にも力を発揮するわ。」

ユリ
「他には『合成能力』っていうのもあるわね。いろんな力が入り交じって、1つの能力になるの。中でも私とかが持つ『テレポーター』は最強の能力の1つよ。一瞬で別の場所に移動したり、壁をすり抜けたり・・・」

敦志
「でもさぁ、好きなの自分で選べないんだろ?」

ユリ
「普通はね。」


「でもあなたの場合、もうすぐ急な目覚めが起きるかもしれないの。もしアタシ達がその瞬間に立ち会って、力の方向をコントロールすれば・・・脳がその使い方を覚えて、定着する可能性があるわ。」

真希
「つまり、今なら能力を選べるって事!」

風月
「オマケにレベル8以上なら、即、FBI入りは確実!」

ユリ
「テレポートにしときなよ!私と仲間よ?」


「サイコメトリーがいいわよね?アタシが教えてあげる♪」

敦志
「・・・何でアンタ達に?レベル2じゃFBIなんか関係ないじゃん?」

真希
「う!」

ユリ
「そ、そうだった。」


「た、例えばの話よ?」




秀一
「アイツらの近くで、念度反応が上昇してる・・・」

バリー
「フーン、なるほどね。本人をその気にさせて、アッサリ目覚めさせちゃおうってハラだな?」

秀一
「いいんじゃないか?アイツらなら多少の爆発も抑え込めるだろう。」

キース
「だけど、能力が定着するとは限らないのよ?その気になっても、すぐに力は消えてしまうかも・・・」


秀一
「・・・!!」

バリー
「どうした?」



敦志
「あ・・・」

「・・・友達か?敦志。」

敦志
「お、お帰り、父さん。」

真希・風月・ユリ・刃
「おじゃましてまぁす♪」

「ESPリミッター・・・エスパーか。」

敦志
「う・・・うん。でも、あの・・・」

「別にかまわぬが、勉強があるんだから早めに切り上げろよ。」

コツコツ・・・


「・・・」

キュン・・・


「え・・・」

ドン。

『超能力が
世界を破壊へ
導く

瀬名大学産業教育学科
助教授

槙原敦盛・著』

真希
「『超能力とは従来の平和な社会を覆すものに他ならない。エスパーの増加は人間の生活に深刻な悪影響を及ぼす・・・』・・・って、敦志君の父親ってこの本の著者?」

ユリ
「アチャ〜、そりゃ困ったわね。」

真希
「私、一言文句を・・・」


「やめなさいっ!!」

真希
「どうして!?」

ユリ
「話がややこしくなるからっ!」

真希
「だって、エスパーになっても親がこれじゃ・・・」

パン!!

ガシャン!!

ユリ
「え?何!?」

真希
「わ、私じゃないよ!?」

風月
「って事は・・・」

敦志
「え・・・」

真希
「もう1回やってみて!今の感じで!!」

敦志
「オ・・・オレ?でも・・・まさか・・・!?」


「やれるわ。超能力中枢が活動してきてる。『できる』って信じてみて。」

ユリ
「んで、こう・・・頭の上に穴が開いて、それがスーッと下に降りて来て、体が中にくぐるイメージを・・・」

敦志
「スーッと・・・?」

ヒュウウウウウン・・・

ギンッ!!

ヒュパッ!!

真希
「やった!!」





ヴーッ、ヴーッ・・・

秀一
「発動した・・・!!」





敦志
「わ・・・あああああーっ!!(これが・・・オレの超能力・・・!!)」












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