ファイル368:神からの贈り物(ギフト)『1』
バリー
「・・・では、次の質問。『ナメクジがカミソリの刃の上を這っている』『君はカミソリを使いたい。』『どうする?』。」
真希
「私が?そんな事聞かれてもねぇ・・・私、まだムダな毛を剃る必要ないし、カミソリなんか使わないでしょ?」
バリー
「超能力中枢の動きを調べるためのただの質問だ。いいから答えて。」
真希
「えっと・・・『何もしない』。そんなカミソリ、気持ち悪いし。」
ヴ・・・
ヴヴヴヴヴ・・・
ピーッ・・・
『レベル10』
バリー
「(スゲェ・・・全計器が計測不能になるほどのパワーだ・・・!!)えー・・・『レベル2』です!特に問題ありません!」
真希
「わー、よかった♪」
今日コナン達は何をしているのかというと、超能力の検査をしているのだった。
男女別に分かれ、それぞれ担当が検査をする。
片桐真希と如月風月の検査が終わり、金田一ユリの検査も終わろうとしていた。
バリー
「はい、ユリちゃんも終わり!」
ユリ
「お疲れさま!」
バリー
「じゃ、次の人ー!」
刃
「はーい。」
キュン・・・
刃
「じゃ、まずは最初の質問。『キースさんとは週5回デートしている』。」
バリー
「質問するのはオレだ!!!」
刃
「別にアタシの検査なんか必要ないじゃない?アタシとユリ、風月ちゃんと暁君、真希ちゃんは『レベル10』って知ってるでしょ。」
バリー
「その秘密が漏れないように、わざわざオレ達FBIが検査に来てんだ。ついでだから比較サンプルとして『シスターズX』のデータも取っとけってさ。」
刃
「一斉検査って好きじゃないわね。まるで魔女狩り。人間を品定めして選んでるって感じ。」
バリー
「確かにな・・・幼児の時から強力だったオマエやリリーちゃんと違って、オレやキースがこっち側に来たのも、この検査がキッカケさ。」
刃
「・・・そうなんだ?」
秀一
「ロズゴート先生!ちょっと・・・」
刃
「シュウ!」
バリー
「どした、『赤井先生』?」
秀一
「2年生の方、ちょっと代わってくれないか?気になる数値の子がいるんだ。」
バリー
「わかった。じゃ、こっちは頼むよ。」
コナン
「あーあ、オレの炎の能力も哀の水の能力も『レベル2』かぁ・・・オレらの能力、強くもならないし、消えもしないし、中途半端だよねぇ。」
哀
「どうせなら、どっちかになりたいと思わない?」
ユリ
「コナン君達はどっちがいいの?」
コナン
「うーん・・・完全に普通だったら面倒がなくていいとは思うけど・・・」
哀
「いっそレベル9級ぐらいまで成長しちゃって、シスターズやブラザーズの一員になれたら、それはそれで楽しいかもね。」
言い忘れていましたが、片桐真希・金田一ユリ・剣野刃・如月風月・常盤暁は、FBI捜査官のチーム『シスターズ&ブラザーズ』の一員です。
ピピピ・・・
真希
「!ゴメン、コナン君、哀ちゃん。」
刃
「アタシ達、急用が・・・」
コナン・哀
「あ、うん、じゃあね?」
真希
「・・・あの子?」
秀一
「槙原敦志。君達の学校の2年生だ。」
バリー
「任務ってほどの事もないんだが・・・」
キース
「彼の監視を頼みたい。ボスの許可はもらってある。」
ユリ
「どうしてまた?あの子、何かやらかしたとか?」
秀一
「イヤ、別に問題があるワケじゃないんだ。ESP検査の結果が妙でね。数値が異常に高いのに、反応は陰性・・・要するに、『超能力が発動しないエスパー』の可能性がある。」
バリー
「ただし・・・潜在能力はレベル8以上。しかも波形が不安定で、いつ能力が発動するかわからない。」
真希
「それ、事故でよくあるケースよね。何らかのキッカケで爆発しちゃうのよ。」
キース
「ええ、子供にはよくある事でね。そのままエスパーになる子もいるし、パワー放出後、普通に戻る子もいる。」
秀一
「いずれにせよ、山場はこの数日だな。万一の暴発に備えて、しばらくついててほしい。できればコッソリね。」
真希・ユリ・刃・風月
「了解!」
秀一
「よぅし、それじゃ・・・FBI捜査官チーム『ザ・シスターズX』、解禁!!」
キュイイイイッ・・・
真希
「行くわよっ!!」
ヒュパッ!!
槙原敦志『帝丹小学校2年』
「・・・再検査か・・・なんでボクが・・・」
ヒュパッ!
真希
「よっ!」
ユリ
「こんにちは!」
風月
「あなた、槙原敦志君でしょ?」
敦志
「だ、誰!?」
刃
「同じ学校の1年生よ。」
秀一
「コッソリっつったのに・・・!!」
バリー
「ま・・・まぁ、『できれば』だからな。それより・・・」
キース
「シュウ、あの子達に話しとかなくて良かったの?」
秀一
「え?」
バリー
「ファイル見てないのか?あの男の子・・・父親が反エスパー団体『普通の人々』の支援者だ。万一エスパーになったりしたら、ちょっと面倒な事になるかもしれんぞ。」 |