FBIから来た女:4〜清流・青の章(34/111)縦書き表示RDF


FBIから来た女:4〜清流・青の章
作:ユーリ



ファイル367:ハヤテ達との出会い『後編・2』



「これからどうなるのかしら・・・」

ナギ
「まぁ、私は誘拐され慣れているからこの後の展開がわかるが・・・大方、コイツらのアジトにでも連れて行かれて、家の電話番号を言わされるんだろうよ。」

コナン
「そういう事を普通にサラッと言うんだね、君は・・・」

コナンと哀は唖然としていた。


「ナギちゃんは怖くないの?」

ナギ
「そりゃあ、私だって怖いさ。しかし私にはハヤテがいる。アイツの身体能力は伊達じゃない。それに咲夜もいるんだ、必ず私達を助けに来る。それになぜか、宝石店に行く途中に“アイツ”がいたから、アイツもきっと・・・」

コナン・哀
「アイツ・・・?」

「はいはい、おしゃべりはそこまでだ。」

コナン・哀・ナギ
「!!」

「しばらく黙っててくれよな。」

そう言うと、両脇にいた男2人がコナン達の口にガムテープを貼った。

ペタッ!

コナン・哀・ナギ
「ん〜、んんん〜!!!」

車はそのまま、宝石強盗達のアジトに向かって走行を続けた・・・





その頃ハヤテ達は、その“アイツ”と合流していた。

ハヤテ
「伊澄さん・・・何でここにいるんですか?」

鷺之宮(さぎのみや)伊澄(イスミ)
「そ、それは・・・」

咲夜
「ハヤテ、聞くまでもあらへんよ。どうせまた迷子になってたんやろ。」

伊澄
「う・・・」


「まぁまぁ、そんな事言ってる場合じゃないでしょ?」

ハヤテ
「そうですね。じゃあ早く助けに行きましょう。」


「発信器の反応は、鳥屋町の倉庫からみたいよ。」

ハヤテ
「わかりました。じゃあ咲夜、伊澄さん、背中に乗ってください。」

ハヤテに言われ、咲夜と伊澄は背中に乗った。

ハヤテ
「行きますよ・・・疾風の・・・如く!!!」

ハヤテは飛び出していった。


「ハヤテさん、速っ・・・じゃあ、アタシも行きますか・・・」

刃は空へと飛び上がった。


「ライトニングボルテッカー!!!」

刃も飛び出していった。





その頃、コナン・哀・ナギの3人は宝石強盗達に周りを囲まれていた。

3人は柱に縛りつけられている。

コナン・哀・ナギ
「ん〜、ん〜・・・」

「さて、身代金を要求する電話を三千院家にかけた事だし、後は待つだけだな・・・」

「なぁ、コイツらちゃんと家に帰してやるんだよな?」

「モチロンさ。コイツらが見てるのは覆面をした顔・・・素顔は見てないからな。」

「まぁ、解放する前に少しカワイがってはやるけどな・・・」

コナン・哀・ナギ
「ん〜、んんん〜・・・」

「フフフ・・・」

そこまで言った時、ガレージの向こうから声がした。


「ここみたいですね。」

伊澄
「じゃあ、私が開けます。八葉六式・・・『収束・撃破滅却』!!」

伊澄がお札をかざすと、一点に集中した光がガレージに突っ込んだ。

そのままガレージを貫通し、倉庫の奥の壁まで一直線に行った。

強盗達が驚いていると、ハヤテ達が駆け込んで来た。

「チッ!まさかこんなに早く見つかるとはな!だが、こっちには人質が・・・」

ハヤテ
「人質って、これの事ですか?」

男達が振り向くと、そこにはすでに“疾風の如く”でコナン達を救出したハヤテの姿があった。

咲夜
「でやっ!!」

ザンッ!!

咲夜が振り下ろしたハリセンが、コナン達の縄を叩き切った。

「バ、バカな!」


「アタシの(イカズチ)は・・・当たるわ。」

刃の放った電撃が、3人の男を直撃した。

「な、な、な・・・」

後ずさる男の前に、スーッと伊澄が近づいて来た。

伊澄
「滅されなくなければ・・・おとなしく自首してくださいね♪」

「は、はい・・・」

こうして、宝石強盗達はアッサリと逮捕された。

ハヤテと咲夜とナギは、この日ほど伊澄を怖く思った日はなかったという。

そして、コナン達とハヤテ達は事情聴取につき合った後、警視庁前で別れた。





マリア
「え?ハヤテ君達今日コナン君や哀ちゃんに会ったんですか?」

ハヤテ
「ええ、なかなかカワイかったですよ。」

マリア
「そうですか。」



その夜、マリアはどこかへ電話をかけていた。

マリア
「もしもーし、志保さんですか?」


「はい、どうもですマリアさん!」

マリア
「今日、ハヤテ君に会ったんですよね?どうでした?」


「コナン君に負けず劣らずの美少女顔でしたよ〜!」

マリア
「今度そっちに『女性化する薬』を作りに行ってもいいですか?」


「ええ!私も楽しみですから!」



コナン・ハヤテ
「!!」

ゾクゥッ・・・

その夜、コナンとハヤテは妙な寒気を感じたという・・・












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう