ファイル367:ハヤテ達との出会い『後編・2』
哀
「これからどうなるのかしら・・・」
ナギ
「まぁ、私は誘拐され慣れているからこの後の展開がわかるが・・・大方、コイツらのアジトにでも連れて行かれて、家の電話番号を言わされるんだろうよ。」
コナン
「そういう事を普通にサラッと言うんだね、君は・・・」
コナンと哀は唖然としていた。
哀
「ナギちゃんは怖くないの?」
ナギ
「そりゃあ、私だって怖いさ。しかし私にはハヤテがいる。アイツの身体能力は伊達じゃない。それに咲夜もいるんだ、必ず私達を助けに来る。それになぜか、宝石店に行く途中に“アイツ”がいたから、アイツもきっと・・・」
コナン・哀
「アイツ・・・?」
「はいはい、おしゃべりはそこまでだ。」
コナン・哀・ナギ
「!!」
「しばらく黙っててくれよな。」
そう言うと、両脇にいた男2人がコナン達の口にガムテープを貼った。
ペタッ!
コナン・哀・ナギ
「ん〜、んんん〜!!!」
車はそのまま、宝石強盗達のアジトに向かって走行を続けた・・・
その頃ハヤテ達は、その“アイツ”と合流していた。
ハヤテ
「伊澄さん・・・何でここにいるんですか?」
鷺之宮伊澄
「そ、それは・・・」
咲夜
「ハヤテ、聞くまでもあらへんよ。どうせまた迷子になってたんやろ。」
伊澄
「う・・・」
刃
「まぁまぁ、そんな事言ってる場合じゃないでしょ?」
ハヤテ
「そうですね。じゃあ早く助けに行きましょう。」
刃
「発信器の反応は、鳥屋町の倉庫からみたいよ。」
ハヤテ
「わかりました。じゃあ咲夜、伊澄さん、背中に乗ってください。」
ハヤテに言われ、咲夜と伊澄は背中に乗った。
ハヤテ
「行きますよ・・・疾風の・・・如く!!!」
ハヤテは飛び出していった。
刃
「ハヤテさん、速っ・・・じゃあ、アタシも行きますか・・・」
刃は空へと飛び上がった。
刃
「ライトニングボルテッカー!!!」
刃も飛び出していった。
その頃、コナン・哀・ナギの3人は宝石強盗達に周りを囲まれていた。
3人は柱に縛りつけられている。
コナン・哀・ナギ
「ん〜、ん〜・・・」
「さて、身代金を要求する電話を三千院家にかけた事だし、後は待つだけだな・・・」
「なぁ、コイツらちゃんと家に帰してやるんだよな?」
「モチロンさ。コイツらが見てるのは覆面をした顔・・・素顔は見てないからな。」
「まぁ、解放する前に少しカワイがってはやるけどな・・・」
コナン・哀・ナギ
「ん〜、んんん〜・・・」
「フフフ・・・」
そこまで言った時、ガレージの向こうから声がした。
刃
「ここみたいですね。」
伊澄
「じゃあ、私が開けます。八葉六式・・・『収束・撃破滅却』!!」
伊澄がお札をかざすと、一点に集中した光がガレージに突っ込んだ。
そのままガレージを貫通し、倉庫の奥の壁まで一直線に行った。
強盗達が驚いていると、ハヤテ達が駆け込んで来た。
「チッ!まさかこんなに早く見つかるとはな!だが、こっちには人質が・・・」
ハヤテ
「人質って、これの事ですか?」
男達が振り向くと、そこにはすでに“疾風の如く”でコナン達を救出したハヤテの姿があった。
咲夜
「でやっ!!」
ザンッ!!
咲夜が振り下ろしたハリセンが、コナン達の縄を叩き切った。
「バ、バカな!」
刃
「アタシの雷は・・・当たるわ。」
刃の放った電撃が、3人の男を直撃した。
「な、な、な・・・」
後ずさる男の前に、スーッと伊澄が近づいて来た。
伊澄
「滅されなくなければ・・・おとなしく自首してくださいね♪」
「は、はい・・・」
こうして、宝石強盗達はアッサリと逮捕された。
ハヤテと咲夜とナギは、この日ほど伊澄を怖く思った日はなかったという。
そして、コナン達とハヤテ達は事情聴取につき合った後、警視庁前で別れた。
マリア
「え?ハヤテ君達今日コナン君や哀ちゃんに会ったんですか?」
ハヤテ
「ええ、なかなかカワイかったですよ。」
マリア
「そうですか。」
その夜、マリアはどこかへ電話をかけていた。
マリア
「もしもーし、志保さんですか?」
哀
「はい、どうもですマリアさん!」
マリア
「今日、ハヤテ君に会ったんですよね?どうでした?」
哀
「コナン君に負けず劣らずの美少女顔でしたよ〜!」
マリア
「今度そっちに『女性化する薬』を作りに行ってもいいですか?」
哀
「ええ!私も楽しみですから!」
コナン・ハヤテ
「!!」
ゾクゥッ・・・
その夜、コナンとハヤテは妙な寒気を感じたという・・・ |