ファイル364:ハヤテ達との出会い『前編・1』
ここは米花町。
コナン達が住んでいる、“少しだけ”平和な町である。
なぜ、“少しだけ”なのかというと、この町ではしょっちゅう何かの事件が起こるからなのだ。
殺人事件やら強盗事件やらが起き、何かと物騒な町なのである。
そして、今日もまた物騒な事件が起ころうとしていた・・・
米花公園
「オラオラ、サッサと金出しやがれ!!」
「出してくれたら帰るっつってんだろ!」
「!」
米花町に遊びに来ていたある3人組は、米花公園で不良2人に絡まれている子供達を発見した。
「あー、カツアゲですか・・・最近はああいう輩が増えて困りますねー。」
「で?どないすんねん?」
「もちろん、あの子達を助けますよ。」
「よし、行って来いハヤテ。」
「はい。」
コナン
「いい加減にしろよ、この不良共が・・・」
哀
「こんな事してて、恥ずかしくないのかしらね?」
刃
「まったくだわ・・・」
「なんだとコラァ!」
「1回痛い目に遭わなきゃ、わかんねぇようだな・・・」
不良は腕をボキボキと鳴らす。
しかし、不良達の行為は実行前に止められた。
「嫌がってるでしょう?止めてあげたらどうですか?」
「ああ?」
2人組が振り向くと、そこには水色の髪をした少年がいた。
「ふざけんなよ、このガキ!!」
しかし、少年は無言のまま不良の首に一撃を入れた。
ペシ!
「何しやがる!」
そう叫んだ瞬間、不良の体は地面に崩れた。
「あ、あれ?体が動かな・・・」
「首の所に打撃を加えて、軽く脳震盪を起こさせただけですよ。でもまだ止めないというのなら・・・その首、使い物にならなくさせてあげましょうか?」
「ヒ、ヒィィィィィ!!」
不良2人は、あわてて逃げて行った。
「大丈夫ですか?」
コナン
「は、はい・・・」
哀
「ありがとうございます。」
刃
「何か、カッコいいなぁ・・・」
「そうですか?」
「コラコラ、私の執事をホメてくれるのは嬉しいが、惚れるのは止めてくれよ?何たってコイツは・・・私の幼なじみとつき合っているのだからな。」
哀
「ハァ・・・」
刃
「ところで、あなた達は誰?」
三千院凪
「ああ、自己紹介が遅れたな。私の名前は三千院ナギ。練馬区に住んでいる、大富豪の娘だ。」
綾崎颯
「ボクは綾崎ハヤテ。このナギお嬢様のお屋敷で執事の仕事をやらせてもらっている者です。」
愛沢咲夜
「ウチは愛沢咲夜。この女の子の親戚に当たる、関西人や。」
コナン・哀・刃
「ヘェ・・・」
咲夜
「そ、それにしてもナギ!!そんな速攻でウチとハヤテが恋人同士なんをバラさんでもええやないかぁ!!」
ナギ
「何だよ、オマエとハヤテがつき合っているのは本当の事だろう?別にしゃべったっていいじゃないか。」
ハヤテ・咲夜
「うぅ・・・」
ハヤテと咲夜は赤面した。
コナン
「それにしても、よく2人がつき合うの許したね?」
哀
「だってあなた、彼の事が好きなんでしょ?」
ナギ
「確かに好きだったが、私だってハヤテが幸せになれるならそれでいいと思ってるんだ。っていうか、オマエ達よく知ってるな?」
刃
「ずっとサンデー読んでますから。」
ナギ
「そうか。まぁここで知り合ったのも何かの縁だ、この町のデパートを案内してはくれないか?」
コナン
「じゃあ、オレが案内するよ。」
哀
「じゃあ、私も!」
ナギ
「ハッハーン・・・オマエ達も恋人同士だな?」
コナン・哀
「ギックゥ!!」
ナギ
「私とコナン君を2人きりにしたら、私がコナン君に手を出すかもしれないと思っただろ?」
哀
「驚異的洞察力・・・」
ナギ
「安心しろ、私も実はつき合っている人がいる。私もハヤテも浮気性ではないのでな。」
コナン・哀
「ハ、ハァ・・・」
ハヤテ
「じゃあ、ボクは咲夜とここに残りますよ。」
咲夜
「そやな。原作のマンガにおらんこの娘の事ももっと知りたいし。」
刃
「じゃあ3人共、行ってらっしゃい。」
ナギ
「では行って来るのだ。」
コナン
「行こうか、哀。」
哀
「うん。」
コナン達3人は、米花デパートへと向かった。
ハヤテ達3人はそれを見送る。
だがこの時、ナギを遠くから監視している不審者の存在があった事に、ハヤテと咲夜は気づいてはいなかった・・・ |