ファイル363:越水七槻VS室闘樹『後編』
グォォォォォ!!!
七槻
「チャモ!最後の攻撃ったい!!」
闘樹
「イヤ、ムダだね!マクノハナはハリテマルにパワーアップして、新しい力を手に入れた!君のスパイラルスパロウは壁から動けない!!これで決まりだ!!」
七槻
「受け止めるったい!!」
ザッ!
闘樹
「できるものならやってみな!!これで・・・最後だ!!!」
ドシャ!!
闘樹
「ハリテマルの“仕返し”が決まったよ。終わったね。」
七槻
「そうやろか?ギリギリで攻め勝ったのは・・・ボクったい!」
グラ・・・
ズズゥゥゥゥゥン!!
闘樹
「!!な、なぜだ!?」
ザッ!
闘樹
「!?打撃痕が・・・2ヶ所・・・!?」
七槻
「チャモの蹴りと、ハリテマルの張り手・・・普通にぶつかり合っていたら、ボクが負けてたやろうね。ハリテマルはチャモの蹴りをいなし、その勢いもプラスした“仕返し”の攻撃ばする。何せ、そっちは『柔の奥義』の使い手やけんね。でも、もし・・・チャモの蹴りが“もう1発”あったとしたら?」
ズボッ・・・
闘樹
「“ダブルキック”・・・か。“仕返し”が決まる前に放たれていた隠された一撃・・・いわば、“仕返しの仕返し”技!!」
七槻
「そうったい!この1発を狙って、ボクはずっと時を待っていたけん!ただ一時、ディティクティブマスター様のガーディアンがパワーアップして、最大の攻撃ば仕掛けてくる瞬間を!!ボクが勝てるとしたら、そこしかなかったけんね。洞窟でも、この特訓だけしよったとね。」
闘樹
「でも、なぜわかったんだい?今日のこの試合で、オレがマクノハナをハリテマルに成長させようとしていたと・・・」
七槻
「エヘヘ、ディティクティブマスター様も、なかなか油断できんお人やろ?口では親切そうに『挑戦するなら今夜しかない』と言うとった。でもボクはそこに何か隠れた気持ちば感じたとよ。ああ言えば、ボクが必ず今夜来ると思って誘ったとやろ?それがキッカケったい。今晩しかってトコに意味があるかもしれんって思い始めたとよ。」
闘樹
「・・・イヤァ、まいったな。そんな事から君に伝わっちまっていたのか・・・使い手であれば、自分の手持ちのガーディアンがもうすぐ成長の瞬間を迎える事が何となくわかる。だが、どうせなら実戦の中で成長させたかった。そうしたら君と浜辺で出会ったってワケだ。まさか、負けるとは思わなかった。不思議な娘だな、君は・・・」
七槻
「エヘッ。」
「マズいのぅ・・・あの娘、どんどん力をつけておる・・・ワシらの計画の邪魔になる前に、始末しておかねばな・・・」
シュウウウ・・・ン・・・ |