ファイル356:ユリと深海の王女(プリンセス)セーラ『7・セーラ発見と深海の神殿』
コナン
「え?セーラが帰って来ない?」
ユリ
「セーラが・・・?」
ユリは、1人困惑していた。
キョウ
「この潜水艦を使いなさい。ムチャはするなよ!」
カスミ
「はいっ!」
コナン達は、潜水艦へと乗り込んだ。
カスミ
「発進!!」
潜水艦は、ゆっくりと動き出した。
ユリはまだ困惑している。
もしかしたら、自分のせいではないのかと・・・
ユリ
「セーラ・・・私が冷たくしたせいかしら・・・」
意気消沈になるユリの声。
カスミ
「バカね、そんなワケないでしょ!」
そんなユリを、カスミが一喝した。
コナン達の潜水艦の後ろを、フックの潜水艦がゆっくりと追い始めていた。
フック
「潜水艦が出て来たか・・・よし、後はオレ様が1人で行こう。もうすぐ・・・深海の王冠が手に入る!!」
そう言うと、フックはほくそ笑んだ。
ユリはまだ、落ち込んだままだった。
ユリ
「セーラ・・・私はここよ・・・早く戻って来て・・・」
コナン
「ユリちゃん・・・」
哀
「ん?コナン君、あれ!」
コナン
「セーラ!!」
ユリはそこで、セーラが何かを持っている事に気づいた。
セーラが持っていたのは、ユリの緑色のバンダナだ。
このバンダナは、ユリが元太とのデートの時に彼に買ってもらった物である。
ユリはこのバンダナを、とても大切にしていた。
ユリ
「セーラ・・・私のバンダナを探してくれてたの?」
セーラ『セラ!』
ユリ
「ありがとう・・・」
たくま
「よかったな。」
カスミ
「セーラを発見!これから帰るわ。」
キョウ
「晩ゴハンまでには戻れそうじゃな。」
そのとき、突然潜水艦が大きく揺れた。
ガクン!!
コナン・哀・刃・真希
「!?」
光彦・元太・たくま・暁
「わぁっ!!」
歩美・ユリ・マリア・風月
「キャッ!!」
カスミ
「くっ・・・!!」
キョウ
「どうした!?」
カスミ
「海流に流されてるわ!コントロールできない・・・!!」
そうこうしている内に、潜水艦は完全に流された。
スッ・・・
キョウ
「カスミ!?・・・ケーブルが切れたか!」
ガタタッ・・・
その時、セーラが動き出した。
ユリ
「セーラ!?」
セーラ『セラセラ!』
ユリ
「カスミさん、セーラの後を追って!出口を教えようとしているわ!!」
カスミ
「わかった!」
セーラの先導通りに進むと、潜水艦は海流から抜け出す事ができた。
カスミ
「こちらカスミ、今海流を抜けたわ。セーラのおかげね。」
その時は、ゆっくりと近づいていた。
マチス
「皆既月食が始まったぞ!」
その時、レーダーに何かが映った。
マチス・ナツメ・キョウ
「深海の神殿!!」
深海の神殿出現に喜ぶナツメ達。
しかし、喜んでばかりもいられない。
悪党の魔の手が、すぐそこまで迫っていたからだ。
フック
「フフフ・・・そのままオレ様を、神殿へと連れて行け!!」
すぐにレーダーにそれが映る。
ジュディ
「この後ろの船は!?」
キョウ
「まさか・・・フック・アダナウス!!!」 |