ファイル347:どうする、ユリ!?どうなる、元太!!?『4』
ユリはゆっくりと2人組を尾行している。
しばらくして、2人組は大きな屋敷らしき場所に着いた。
ユリ
「うわっ、大きなお屋敷ねぇ・・・」
そう思いながら、ユリはしっかりとついて行った。
2人は、裏口らしき所から中へと入って行く。
ユリも後に続いた。
すると、2人を待っていたと思われる恰幅の良い男が現れた。
おそらく、この男がその大会社の社長だろう。
「しかしボス、うまくいったものですね。酒屋に政略結婚目的のお見合いを持ちかけて、こうもアッサリだませるとは・・・」
「そうだな。まさか、私があの酒屋を乗っ取るつもりでお見合いを持ちかけたとは、あの酒屋も気づいてはおるまい・・・」
ユリ
「!?」
ユリは聞き耳を立てた。
「バカな酒屋だ、私の作戦にまんまと引っかかりおって・・・つぶされる運命にあるとも知らずにな・・・ハッハッハッ!!」
聞き耳を立てていたユリは、驚いた。
ユリ
「(そういう事だったのね・・・こうしちゃいられないわ!元太達に知らせなきゃ・・・)」
ユリは静かに、その場を後にした。
阿笠邸でユリから真実を聞かされた一同は、驚いていた。
コナン
「なんだって!?」
哀
「政略結婚どころか、乗っ取り目的のお見合いですって!?」
風月
「どおりでおかしいと思ったわ・・・」
暁
「みんな、そのお屋敷に行こう!今ならまだ間に合うかもしれない!」
マリア
「そやね!」
真希
「行きましょう!」
コナン達は、お屋敷へと向かった。
コナン
「ここがそのお屋敷か・・・」
哀
「中に入りましょう。」
そう言うと、哀は呼び鈴を鳴らした。
ピンポーン!
ガチャ!
大樽酒蔵
「何だね、君達は?」
暁
「ボク達は、小嶋元太君のクラスメートです。」
風月
「あなたの犯罪を未然に防ぎに来たわ!」
酒蔵
「犯罪?」
真希
「とぼけたってムダよ。こっちにはあなたが元太君の酒屋を乗っ取るつもりで、お見合いを持ちかけた事はわかってるんだから!」
酒蔵
「な、なぜそれを!?」
ユリ
「私が全部聞いてたの。」
酒蔵
「チッ・・・」
「お父様、それホント?」
酒蔵
「藍香!」
哀
「そうよ、全てはこの人が企んだ悪巧みよ。」
藍香
「お父様?私、そんな事一言も聞いてないけど・・・」
酒蔵
「うるさい!!」
バシッ!
藍香
「キャッ!!」
酒蔵
「オマエは黙って私に従えばよいのだ!私のためにな!!」
ユリ
「許さない・・・あなたは絶対に許さない!!!」
そう叫ぶと、ユリはスタンガントンファーを取り出し酒蔵を殴りつけた。
ドガァ!!
酒蔵
「ぐおおおおお!!」
ザザザ・・・
ユリ
「あなたみたいなヤツを、私は絶対に許さない!!覚悟・・・」
「そこまでだ、ユリちゃん!!もう止めろ!!!」
ユリ
「げ、元太・・・君・・・!?」 |