挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

613/672

613:準備はちゃんとしよう。

「さて、それじゃ頼むよ」

「はーい、ってちょっと待った。その前に、出来るだけ装備とかを置いといた方が良いんじゃない?」

「あ、そうだった」

 アヤメさんの指示に従って発動しようとしたところで、仕様を思い出して忠告しておく。
 初期装備の服とか以外は一緒に縮んでくれないっぽいから、いろいろその場にばら撒く事になっちゃうよ。
 まぁ別に、パッと見た感じ壊れ物は持ってなさそうだけど、一応ね。


「レティ、悪いけど預かっててくれるか?」

「お安い御用です。……と思いましたが、鞄にしまってしまえば良いのでは?」

 アヤメさんが差し出した短剣を受け取ろうとして、気付いてツッコむレティさん。
 お互いにうっかりしてたな。
 まぁ、私もしまっとけじゃなくて置いとけって言ったから、全然人の事言えないんだけど。

「あ、それもそうか。それじゃ、ここで脱ぐわけにもいかないから落ちた装備だけ頼む」

「はい、任されました」

 ああ、確かに服はどうしようも無いな。
 どこぞのウサギさんみたいに簡易更衣室なんて持ってるわけもないし。

 一応ここは訓練場って場所だから、多分隣に着替える場所くらいは有りそうだけど、それはそれで結構待たせちゃいそうだしね。
 流石に下着までは変えてないだろうから、その場に落ちる事は無いだろう。
 ……やっぱある程度装備が整ってくると、下着にまで防刃性能とか求めて交換し始めるんだろうか。


「レティちゃん、これ使うと良いよー」

「はい? ああ、ありがとうございます」

 お姉ちゃんがレティさんに、唐突に浅い箱を差し出した。
 あー、服を畳んで入れるのにちょうど良さそうなサイズだな。

「……ちょうど良いっちゃちょうど良いけど、なんであんたこんな箱持ってんの?」

「ふっふっふ。こんなこともあろうかとってね」

「いや、まぁ自腹だろうし良いけどさ……」

 お姉ちゃんの得意気な顔に、呆れて苦笑いを返すアヤメさん。
 うん、気持ちはよく解る。
 お姉ちゃん(この人)はまともな時は本当まともなのに、ちょいちょい意味が解らない行動を取るからな。

 まぁゲームの中っていうか町で私と一緒に居ると無駄にテンション上がっちゃってて、ほぼ常時意味が解らない状態を維持しちゃってるけど。


「一回あんたの鞄の中身を見てみたいもんだわ」

「そこは乙女の秘密ってやつだよ」

 ……多分アイテムパネルでリストを見たら、石がズラーっと何十個も並んでるんだろうな。
 正直お姉ちゃんの鞄って、石が入ってるってイメージしか無いよ。

 乙女っていうか小学生男子みたいな印象だよ。
 いや、別に男の子も石ばっか拾ったりなんてしてないだろうけどさ。


+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ