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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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608/679

608:待ち構えられよう。

 屋台のおじさんに手を振って離れ、南へ向かって移動を始める。
 お姉ちゃん、ポチを抱っこするのは良いけど、嫌がったらちゃんと放してあげてね。

 あれ?

「研究所に様子見に行かなくて良いの?」

 皆一緒に移動してるっていうか、シルクがアヤメさんに乗っちゃってるけど。

「どうせ雪ちゃんも気になって見に行くんでしょ? それなら一緒に行けば良いじゃない」

「あー、まぁそれはそうかも」

「っていうか方向が同じなんだから、別れたとしても訓練場前だろ」

「……そうだった」

 集会に付き合わずに直接行くにしても、どっちにしろあの前は通るんだったな。
 いや、最短距離だと前って言うより裏だけど。
 そこはどうでも良いな。



 今度は特に何事も無く、普通に訓練場に着いた。
 まぁちょっと町中を移動するだけなんだから、普通は何も起きるはずが無いんだけどさ。

 妙な事や妙な人に遭遇する確率がおかしいんだよなぁ……
 いや、他の人から見れば私が一番奇妙なんだろうけどさ。
 カトリーヌさん、【妖精】では人前であんまり暴走してないし。

 いや、してはいるけど大抵私も関わっちゃってるって方が正しいか。
 結局私も巻き添えで、変な奴としての評価が増えるんだもんなぁ。
 まぁ仕方ないか。


「あ、ごめん、開けらんないや」

「判り切ってるのになんで先頭を行くかね」

「ほいほい、下っ端ちゃんが開けちゃうぞー」

「ありがとうございます」

 ポチを抱っこして手がふさがったままドアの前に行くお姉ちゃんと、それに呆れるアヤメさん。
 そして割り込む様にドアを開けつつなぜか下っ端を自称するエリちゃんに、さりげなく流れる様に初めにドアをくぐるレティさん。
 なんなんだこの若干混沌とした状況は。
 いや、まぁ問題無く入れてるから良いんだけどさ。



 おー、今日も結構集まってくれてる。
 ていうか入った瞬間に皆気付いてるのは何なんだ。

 いつものスレッドに、完食して出発した事とか書かれてたんだろうか。
 単にドアが開くたびにちらっと見てたのかもしれないけどさ。

 こっちが何か言う前に、自然と二つのグループに分かれたな。
 ああ、魔法使いの人と付き添いの人か。

「皆さん、今日も雪ちゃんの為に集まっていただいてありがとうございます」

 お姉ちゃんが代表して挨拶をし、私とカトリーヌさんは魔法を受けるために皆から離れる。
 大半はいつもの人達だけど、初めて見る人もちらほら。
 見た事無い魔法が飛んで来るのを期待しよう。

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