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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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604/733

604:注いでもらおう。

「さて、それではこの箱にこちらを三本と、こちらを四本お願いします」

 箱と太い瓶と細めの瓶を順番に指さしていき、注文を進めるレティさん。

「はーい、ありがとうございまーす! 中身はどの様に?」

 ああ、聞いてから詰めるんだったな。
 シャルロットさんは魔法は使わないだろうから、HPとSPかな。

「送り先は【騎兵】の方ですので、大きい物にHPと小さい物の一本にMP、残りの三本をSPでお願いします」

 あ、一応MPも入れておくんだ。
 まぁシャルロットさんのスキル構成なんて知らないし、有るに越したことは無いか。


「はーい! 少々お待ちくださいねー」

 レティさんからの注文を聞いた猫さんが、そう言って鞄から少し横長の箱を取り出し、よいしょっと重そうに背負った。
 一瞬何あれと思ったけど、よく見ると箱から三本の管が生えていて、管の先にはトリガーのついた持ち手が。

「いや、ビールじゃないんだから……」

 良かった、アヤメさんが言いたい事を言ってくれた。
 あれどう見ても、球場とかに居る売り子さんが背負ってる奴でしょ。

「そういうツッコミが欲しくて、頑張って作ったんだよー」

「努力の方向性がおかしいと思うんだよ。それなんて、よく作ったねぇ」

「頑張り過ぎて【調薬】の師匠に拳骨を貰ったくらいですから!」

 管の先端のノズル……で良いのかな? まぁ良いか。
 ノズルを指して感心するお姉ちゃんに、胸を張って答える猫さん。
 完全に道を間違っているっていうか、お師匠さんも大変だな……

 ていうか今更だけど、微妙に丁寧語と普通の口調が混ざってるな。
 普通にゲームで遊んでるって感覚と、ゲームの中だけど一応商売をしてるって感覚が混ざってるからかな。

 まぁ珍しい事じゃないか。
 正直私だって人の事言えないし。



「ほい、だばーっと」

 鞄から追加の空き瓶を取り出し、ノズルからポーションを注いでいく猫さん。
 おー、ちゃんと機能してる。
 いや、使えないならこのタイミングで出さないか。

「んで、きゅっとして次ー」

 十分に注いだら栓をして、箱に入れて次の空き瓶を手に取る。
 ただそれ、口に出して言う必要有る?
 いや、別に良いけどさ。


 ん?
 なんかシルク達が楽しそうな感じになってる。

 ……あー、珍しいおもちゃを見る顔で注ぐのを見てるな。
 シルクはともかく、ぴーちゃんとラキは見た目は大人っぽいのになぁ。
 いや、二匹(ふたり)とも見た目に反して、普段から結構子供っぽいけどさ。

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