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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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602/730

602:お値段を聞こう。

 ポチの前から台へ戻ると、何やらシルクが困り顔。
 どうしたのかと思ったら、シルクの背後でカトリーヌさんが何かやってる。
 何してんだあの人。

「ただいまっと。で、カトリーヌさんは何してんの?」

「お疲れ様です。ふとした拍子に触れたシルク様の髪があまりに心地良かったので、お願いして触れさせていただいております」

 あー、なるほど。
 触っても良いよって言ったら、何故かお世話されてて困惑してるのか。
 ただ触れてるって言ってるけど、なんか魔力で作った櫛を使って綺麗に梳いていってるもんね。

 まぁカトリーヌさんは楽しめるしシルクは綺麗になるしで、良い事尽くめなんじゃないかな?
 シルク的には自分がお世話する側って意識だから、なんか納得がいかないみたいだけど。
 そこはご主人様側のわがままって事で、我慢してもらおう。



「んー…… まぁ薬の質もまぁまぁだし、せっかくだから適当な所を選んで買っちゃえば?」

「そうですね。ところで、お値段の方は?」

 アヤメさんの言葉に同意し、聞いてなかった大切な所を確認するレティさん。

「あ、ごめんね。はい、これ一覧」

 猫さんが鞄から薄い板を取り出して、レティさん達に見える様に台に置く。
 ここからだと角度と距離のせいで、ほとんど見えないな。


「うーん、ちょっと高くない?」

 お姉ちゃんがそれを見て、少し顔を曇らせる。

「普通の消耗品としては確かに少々お高いですが、贈答用の品と考えると適性かと思いますよ。むしろ箱の出来を考えると安いくらいかと」

「おお、そう言ってもらえると嬉しいよー」

 レティさんの評価に、にぱーっと笑顔になる猫さん。
 薬屋なら薬を褒めてもらおうよ。


「嬉しいから秘蔵の品も出しちゃおう。ちょっとお金は頂くけど、自信作だよ!」

 笑顔でごそごそと鞄を漁って、追加の瓶を台に置く猫さん。
 何が出て来たのかな?

 おお、にゃんこやわんこの形を模したガラス細工の瓶だ。
 伸ばしたしっぽの先が口になってるのか。


「わぁ、かわいー!」

「……これ、実用品としてはどうなんだ? いや確かに可愛いけどさ」

 お姉ちゃんは素直に歓声を上げ、アヤメさんが困惑顔でツッコむ。
 まぁ確かに、使いやすさには難点が有りそうだな。

 ……ていうかなんでこんなの頑張って作ってるんだ。
 あなた薬屋でしょうに。

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