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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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599/679

599:売り込まれよう。

 ふと周囲を見てみると、普段以上に視線が私とシルクに集まっていた。
 むぅ、思ったより見られてたっぽいぞ。

 ……まぁお世話されてる時点で今更だし良いか。
 小っちゃいのがなんか仲良く遊んでたくらいの認識でいてもらおう。
 いやプレイヤーなのは知られてるんだから、そんな感じで好き放題してるって思われるだけだろうけどさ。

 ていうか「やめちゃうの?」みたいな顔してる人は何なんだ。
 別に良い物ではないだろうに。

 あー、でも仔猫とかがじゃれあってるのをやめた時は、私もそんな顔するかも。
 私には録画とか中継でしか見られない光景だけどさ。


「あー……」

 アヤメさん、そんな呆れた様な苦笑はやめてくれ。
 ついやっちゃったんだよ。

「まぁとりあえず、これ食べ終わったら買いに寄るか?」

「そうですね」

 あ、流れを話に戻してくれた。
 イジられても困るし、正直助かる。


「そういう事なら、こちらの商品はいかがっすかー!?」

「わっ!?」

 薬屋かどこかに寄ろうって話になった所で、突然お姉ちゃんの後ろから小柄な人影が元気に飛び出てきた。
 あー、この人、ちょっと離れた所でポテト食べてた猫のお姉さんだ。

「えーと、どちら様?」

「へへへ、あっしはしがない薬売りでヤンス」

 アヤメさんの問いかけに、謎の方向性で答える猫さん。
 テンション高いなぁ。


「まぁ冗談は良いとして」

 良かった、普通に戻った。

「贈り物にはうちのポーション、お勧めですよー!」

 鞄から平たくて少し大きな箱を取り出し、箱についた紐を首にかけてお腹の前に配置する猫さん。
 台の準備が出来たら、鞄から取り出した少し小さい箱を次々と並べていく。
 イベント会場とかスタジアムとかの売り子さんみたいだな。
 いや、実際売りに来てるのか。


「唐突過ぎるっていうか、まだ食べてるんだけど」

「ありゃ、早まっちゃった」

 アヤメさんのツッコミに、てへへと照れた顔になる猫さん。
 いや、見れば判るよね?
 ていうかさっき普通に「食べ終わったら」って言ってたじゃないの。

「でもほら、見るだけだったら食べながらでも出来るから!」

「まぁ良いけどさ……」

 失敗にめげずに順番に小箱を開いていき、中身が見える様にしていく猫さん。
 うーむ、無駄に強い精神力だなぁ。

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