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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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597:記憶を辿ろう。

「しかし実際の所、本当にやらかしてたらどうするんだよ?」

「望んだ結果かどうかはともかくとして、とりあえずは謝らなければならないでしょうね」

 アヤメさんの質問に、サラッと答えるレティさん。
 軽く謝るって言ってるけど多分レティさんの事だし、出来る限りの事はするつもりだろうな。
 元に戻せない様な変更かけられた相手に、ごめんなさーいで済ませる様な人じゃないと思うし。


 ていうかラキちゃん、私の指じゃなくて欠片を掴んでくれないと、手が引っ込められないんだけど。
 表面のソースでくっついてて安定してるとはいえ、置いたままだと食べづらいだろうに。

 いや、これもしかしてただ引っ付いてたくて、引っ込めさせない様に指を持ってるのか?
 まぁ確かにぴーちゃんの口には、私の手で直接突っ込んだけどさ。
 だからって、無理に指から食べなくても良いと思うよ。

 まぁ単にせっかくだからと、いっぱいくっつきたいだけかもしれないな。
 ういやつめ。


「雪ちゃん、あれからあそこには行ってないの?」

「んー?」

「あ、ごめん。食べてからで良いよ」

 お姉ちゃんに声をかけられたけど、まだ口の中に入ってるからなぁ。
 ていうか飲み込んでも次が入れられるし。
 いや、ちょっと話すから待ってって主張すれば、シルクも入れないでくれるだろうけどさ。

 片手がラキに封じられてて動きづらいけど、空いている側の手の甲でシルクの体をぽんぽん叩いてアピールしてみる。
 あ、伝わったかな?
 次に突っ込むために持ってた麺、置いてくれたし大丈夫だろう。


「あー、行ったから聞いてみたら、来たって言ってたよ」

「それだけ?」

「『どうかしたの?』って聞かれたから無事ですかって聞いて……」

 んん?

「ん? どうしたの?」

「……いや、よく考えたらジェイさん、そう聞かれて『信用が無いのね』って笑ってたけど、一言も無事だって言ってなかった……」

「えぇ……?」

 そうだよ、来たし中に居るとは言ってたけど、何もしてないとは言ってないよ。
 でもあれ以上は聞きづらいよなぁ。


「他には何か言ってなかったのか?」

「えーと」

 アヤメさんの質問に答えるために、記憶を辿ってみる。

「あー、なんか地下のプールで訓練してるとか言ってた」

「……訓練? プールで?」

「んー…… レティ、とりあえずなんかシャルロットさんが好きそうな物でも買っておいた方が良いんじゃないか?」

「その必要が有りそうですね……」

「ん?」

 なんか話が進んでる。


「いや、それどう考えても何かおかしな事されて、新しい体に馴染ませる訓練とかそういうのだろ」

「ああ、言われてみれば……」

 騎乗用の生き物を貰ったからって、プールで訓練なんてあんまりしないだろうしなぁ。
 絶対無いとは言えないけど、馬に乗る練習をわざわざ水の中でってのはよく解らない。

 うん、もうちょっと気にしておけばよかったかもしれない。
 ……いや、行った時点で訓練してたんだから、気にしても手遅れだったか。

 あ、ラキが満足したのか、残りを手に取って食べ始めてくれた。
 これで元の姿勢に戻れるよ。

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