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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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588/730

588:臭いについて訊いてみよう。

「ま、やっぱ色々試してみないとねー」

「いや、うん、まぁ試すのは良いんだけど、デスペナ持ってる時は先に言ってね?」

 そうそう行く事は無いだろうけど、一応釘は刺しておかないと。
 吸ってから味の落差に泣かされたくないし。

「だいじょーぶだって。その辺はちゃんとするからさー」

「まぁそれならどうぞって感じだけどさ。ていうか私と関係無いとこで好きにしててほしいよ」

「あっはっは、ユッキー冷たーい」

 そりゃ私にはついて行けない分野だし、そうもなるでしょ。
 その件に関してはカトリーヌさんと仲良くやっててくれたまえ。


「しかし、生きられたとしても腹の中なんて普通、相当臭いんじゃないか?」

「え、まだ広げちゃうの?」

「いやごめん、ふと思っちゃってさ」

 良い感じに終われたかと思ったら、何故かアヤメさんが更に追加してきた。
 くそう、まだ普通の話題に戻れないのか。
 まぁ言いたい事は解るけどさ。


「んー、普通の人なら耐えられないだろうけどねー」

「……てことは、あんたは普通じゃないって事か」

 けど(・・)って言ってるもんなぁ。

「いやー、自覚してから私も思ったから、お部屋でバケツ持って試してみたんだよねー」

「何をやってるんだよあんたは……」

 いや本当に何してんだこの人。
 普通やらな……いや普通じゃなかったわ。
 うん。


「最初はダメだと思ったんだけど、『これがお腹の中に有ったんだよなぁ……』って思ったらだんだん気にならなくなってきてねぇ」

「それ、はたから見てたらかなりヤバい感じだと思うぞ」

 いや、聞いてるだけでも十分ヤバさは感じられると思うよ。
 ていうか今ここに居る完成品がもっとヤバい。

「今はもう、むしろ良い匂いに感じるくらいだねー。これがお腹の中の空気かーって、バケツに顔突っ込んで深呼吸だって出来ちゃうね」

「そうか……」

 アヤメさん、そんな引くくらいなら最初から聞かないでおこうよ。
 いや、私としても思った以上にアレな回答だったけどさ。


「唾液も胃液も今の私にとっちゃ良い物だから、全然気にならないよー。そうじゃなきゃ、胃液のお風呂に入って唾液まみれでぐちゃぐちゃなご飯食べたいとか言わないしねぇ」

「あぁそうか、そりゃ胃に落ちてくるって事は胃の持ち主が噛んだ物だもんな……」

 ……まぁ確かに、そういう事になるか。
 丸飲みでもしてくれれば…… いや、それでも外側は唾液まみれって事には変わりないな。
 それ以前に、胃液と溶けた食べ物が混ざった物に入ってる時点で、そんなの誤差だろうけど。

「あ、でもまだ腸から先の中身にはちょっと抵抗」

「そろそろ大通りで人の耳も多いですし、これから食事なのですからそういう話はよしておきましょう」

 あ、レティさんが流石に止めに入った。
 割と今更な感じは有るけど、確かにご飯を食べようって時に言う事ではないよね。

 あと確かに、そんなに堂々と大っぴらに話す内容でもないし。
 流石に同じ趣味の集まりとか思われたくはないぞ。


 ……ていうか今エリちゃん、ちょっとって言った?
 いや、触れないでおこう。
 良い事が絶対に無いから。

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