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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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585/679

585:わざわざ訊いてしまおう。

「あ、そうだ。解ってると思うけど、ソフトとかは一応全年齢のやつでお願いねー」

 まぁそりゃ進路で適当な大学行こうと思ってたって言ってるんだし、大抵は未成年だよね。
 学校の事を面倒くさがるタイプなのに、わざわざ成人してから改めて高校に入ったって事も無いだろうし。

「その点は大丈夫ですわ。私たちには魅力的な映像だとしても、一般的には興奮を覚える対象にはなり得ない物ですので」

「あー、それもそっかー。んふふ、その点では普通の趣味より恵まれてるなぁ」

 嬉しそうだなぁ……
 まぁ確かに体内がどうなってるかとかの資料なんて、普通の青少年の教育に悪い物ではないよね。
 というかむしろ教育に使う物だよ。

「とはいえもちろん、私の嗜好に寄せていきますと別の理由での年齢制限がかかりますが」

「あー、だろうねー。まぁ私はそういうのは要らないから、大丈夫だね」

 ああ、残虐性とかそういう事ね。
 ていうかそういう制限がかかるレベルのソフトも、出てはいるのか……。
 誰だよ作ってるの。


「まーとりあえず、後でメッセージ機能で連絡先教えとくよー」

「はい。満足いただける様、張り切って選別致しますわ」

 わざわざ選ぶほど一杯有るのか。
 ていうかそんなに持ってて、しかも全部試してるのか……
 実はカトリーヌさん、やっぱりお金持ちなんじゃないか?
 いや、まぁその辺の詮索はよしておこう。

 てかわざわざ連絡先教えなくても、この中で話せば良いんじゃ?
 ああ、外でなら話しながら商品の詳細を見たり、気に入ればそのまま購入手続きしたりできるからか。
 確かにその方が良いだろうな。



「で、第一希望は何だったんだ?」

「え、話が逸れてたのにわざわざ訊いちゃうんだ」

 せっかく一段落して別の話題に移れるかと思ったのに。
 ついツッコんじゃいそうになるから普通の話題が良いんだけど。

「いや、一応私が言わせたんだし、最後まで聞かないと悪いかなって……」

 良い人だけど、そこで良い人っぷりを発揮しなくて良いんだよ。
 まぁ確かに、最初に訊いたのはアヤメさんだけどさ。


「あー、そうそう。んーとねー、お腹の中に住み込みでー」

 いや、一言目からおかしいんだけど?

「上から落ちてくる食べ物を分けてもらいながら、『んもー、ちゃんと噛んで食べなきゃダメだよー?』とか言って、ほぐしてから胃液に浸して消化のお手伝いするお仕事ー」

「……それは住み込みの仕事じゃなくて寄生って言うんじゃないか?」

 どこからどうツッコめば良いのか解らなくて困った顔のアヤメさんによる指摘が飛ぶ。
 うん、正直ツッコミ所しか無い。

 完全に寄生虫か何かだよ。
 いや虫では無いけどさ。


「たまにまとめて降ってくる食べ物に巻き込まれて、『わぎゃー』とか言って一緒に流されるのも楽しそーだよねー」

「聞けよ」

「解りますわ」

 アヤメさん、諦めよう。
 ツッコんでも止まらない分、部分的にだけどカトリーヌさんよりタチ悪いぞ、このクマさんは。
 あとカトリーヌさんは解らなくて良いから。

 だから次の話題に移っておけば良かったんだよ……

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