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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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583/678

583:グイグイ語られよう。

「……あー、まぁ不純にも程がある志望動機だろうけど、人の為になる仕事だし良い事なんじゃない?」

 アヤメさんの微妙に困った顔をしつつのコメント。
 うん、たしかにちょっと考えてる事がおかしくても、実際に何か変な事をしない限りは良い事だろう。
 そのくらいの自制心はちゃんと有るだろうし。
 ……有るよね?

「でしょー。世の為人の為に頑張るおねーさんになるんだー」

「いや、九割がた自分の為でしょ」

「十割じゃないのか?」

「バレたかー」

 エリちゃんの返事についツッコんでしまったけど、アヤメさんが更にかぶせてきたな。
 うん、動機からしてもまぁ我欲まみれだよね。
 てかバレたもなにも、先に進路決めた理由がアレだって言ってたし。


「うへへー。変に思われずに人のお口を覗き込めるなんて素敵だよねー」

「いや、だからねーって言われても」

「しかも教材や資料だって事なら、模型や写真集買っても怪しく見られないんだから、良い事づくめじゃーん」

 全然人の話聞いてないし不純過ぎる。
 ていうか君はその模型や写真を何に使うつもりだ。
 いや、絶対げんなりする返事が返ってくるだけだから聞かないけど。

 ていうかそもそもそういう本とか買うのなんて、別にその道に進む人じゃなくても別に良いだろうに。
 普通の人は、そんな妙な欲望のために買ってるとか思わないよ。



「つーかちょっと気になったんだけど、現実じゃできない本当にやりたい仕事ってのは何なんだ?」

 ……そこ訊いちゃうかアヤメさん。
 隣のレティさんがやめろよって顔してるぞ。
 表情自体はいつもの微笑みなんだけど、微妙に嫌そうだし。

「お、知りたい?」

 あ、食いついた。

「いや、まぁ…… どうせロクでもない事なんだろうから、別に」

「しょうがないなー」

「聞けよ」

 うん、訊いちゃったアヤメさんのミスだね。
 諦めて「うわぁ……」って顔になるしかないと思うよ。

 でも出来れば後で二人になってから聞いてほしかった。
 多分隣のレティさんが一番思ってるだろうけど。

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