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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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577/676

577:お散歩組を回収しよう。

「お、戻ってきたか…… ってなんか増えてる」

「おいすー」

 お、良いタイミングで門にたどり着けた。
 まぁ元々そんなに距離無いんだから、すぐ着いて当たり前なんだけど。


「はいよ、おいっす。何、今インしたの?」

「んだねー。もっと早く帰ってきたかったんだけど、ちょっとせんせーに怒られててさー」

「何やったんだよ……」

 エリちゃんの事はそんな知らなかったけど、学生なんだな。
 せんせーってのがあだ名とか学校以外の施設の先生なら判らないけど。


「いやいや、大した事じゃないよー。ちょっと授業聞いてなくて、真面目にやれって言われてただけ」

「普段からぐーすか寝てたりしそうに見えるけどな」

 笑ってからかうアヤメさん。
 でも正直な所、真面目そうなイメージが薄くて割と否定できない。

「失礼な。私はめんどーな事を避けるために、授業も課題もちゃんとやるタイプだぞう」

「あー、まぁちゃんとやる先生が相手だったら、説教やらなんやらで長時間捕まったりするしなー」

「それから逃げたら、後がもっと大変だしねー。義務はてきとーに流して、遊びに全力を注ぐんだよー」

「真面目なんだか不真面目なんだか」

「まぁどちらかと言うと真面目と言って良いのでは」

 うん、まぁ完全に逃避するって事も出来なくはないもんね。
 それこそ後が大変だけどさ。

 ていうか『てきとー』で済ませられるあたり、実はエリちゃんって結構頭は良いのかね?
 叱られない程度にはしっかりやってるんだろうし。


「お、カトちゃんもおっはー」

 黙ってふよふよ漂っていたカトリーヌさんを見つけて、手を振って挨拶するエリちゃん。

「おはようございます」

「てかさっき一緒に挨拶してくれても良いのにー。どしたの?」

「いえ、単にタイミングを逃しまして。会話の邪魔にならない様にと思っただけで、深い意味は有りませんわ」

「そっかそっか」

 カトリーヌさんはもうちょっと積極的に出てきて良いと思うんだ。
 いや、まともな時だけね?
 ちょっとアレな時は、限界まで控えめになってほしい。
 むしろ無理なのは解ってるけど、アレな感じにならないでほしい。



「ま、とりあえず行こうか。ミヤコはその辺でのびてるだろ」

「そうですね。拾っていくとしましょう」

 ちょっとだけ薄情に聞こえるアヤメさん達の言葉で、全員が移動を開始する。

「ていうか、なんかあそこにちらっと見えてるのがそうなんじゃない?」

 なんか外周に近い花壇の下に、ぐったりと伸びている腕が見えるぞ。
 いや、もしかしたら全然関係ない人が倒れてる可能性も有るけど、それはそれで放っとく訳にもいかないだろう。


「あー、アレだな。近くにポチも居るし」

「あ、ほんとだ。おーい、戻っておいでー」

「……まってー、ポチちゃーん……」

 ぐったりしてるお姉ちゃんの周りをぽてぽて歩いてたらしいポチを呼び戻すと、お姉ちゃんが倒れたままポチに向かって手を伸ばす。
 どれだけ走らされたんだろうか。
 ていうかあれ、ご飯食べに行ける状態なの?

 いや、やらせたの私だけどさ。
 ちょっと反省しよう。

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