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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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576/672

576:反応に困ろう。

「住む所もお仕事も貰っちゃってるんだから、頑張ってユッキーの為に働かないとねー」

「普通にやってくれればそれで良いんだけどね」

 別に特別に何かしてほしいからって雇ってるわけでもないし。
 困った時にちょっと手伝ってくれればそれで良いのだ。

「まぁ私としては、食べろ食べろってグイグイ来ないでくれるのが一番助かるんだけど」

「あ、それは無理」

「ですよねー」

 言ってはみたけど言うまでも無く解ってる。
 雇ってなくても犬のお兄さんみたいに毎晩来そうなくらいだし。



「まぁとりあえず、表でアヤメさんとカトリーヌさんが待ってるし出ようか」

「あいさー。話すのは歩きながらでも出来るしねーってミヤコちゃんは?」

「ポチさんと園内をお散歩していますよ」

「なるほどー」

 エリちゃんの疑問にレティさんが答える。
 うん、一応嘘ではないな。
 多分お姉ちゃんの方は疲れてひーひー言ってるけど。


「しかしまー、我ながら重症だと思うよー?」

「ん? ていうか自覚はあるんだ」

 歩き出してすぐに口を開くエリちゃんに、とりあえずといった感じにツッコんでおく。

「そりゃねー。こうなる前の私は、品行方正で常識人な美少女ってご近所で評判だったんだから」

「盛ってるよね?」

「五倍増しくらいには」

 私のツッコミを素直に認めるエリちゃん。
 実際には変な所のない普通の子くらいの扱いなんだろうか。


「まーそれは良いとして」

「うん」

 歩きつつサラッと流して、本題に入るらしいエリちゃん。
 切り替えが早いなぁ。

「なんていうか、物の見方が根本的に変わっちゃったよねー」

「例えば?」

「友達とかが美味しそうなお菓子とか食べてるの見るとさー、前だったら普通に美味しそうだなー良いなーだったんだよね」

「うん」

「今はもう、『良いなー』の対象がお菓子の方だからねー。美味しそうに食べられてるなー、羨ましいなーってさー」

「……うん、まぁその、うん」

 コメントに困る。
 いや本気で。


「食べられてるお菓子がもし自分だったらとか、お菓子の上に小っちゃい自分が乗ってたらとか想像しちゃうと、こう、ね?」

「いや、ねって言われても」

「私に振らないでいただけると助かるのですが」

 救いを求めるようにレティさんの方を見たけど、こっちが何か言う前に回避されてしまった。
 たすけてー。


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