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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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568/678

568:集まった理由を聞こう。

 口を縫われたかの様にジグザグに粘着糸を張られて、発言を禁じられているカトリーヌさん。
 あれどうやって剥がすんだろう?

 まぁカトリーヌさんの事だから無理矢理剥がしても大丈夫ではあるだろうけど、なんかラキが嫌な顔しそうだよね。
 あ、これも【吸精】で吸っちゃえば良いのか。
 いつも通り、いつでも抜けられるけど大人しく従ってるってだけだな。



「ん、それじゃこれって何で集まってるんですか?」

「ああ、大半は用が有るわけじゃなくて、さっきのをせっかくだから皆で換金しようぜーってまとまって動いてるだけだよ」

「あ、なるほど。って残りの用がある人は私にですよね?」

「とりあえず、妖精さんの事だから戻って来なかったのは騒ぎを大きくしない様に自重したんだろうから、大丈夫だったぞーって報告がメインかね」

「あ、ありがとうございます」

 良かった、ちゃんと察してもらえてた。
 ていうかまともな人だと思ってもらえてた事が少し嬉しいぞ。
 自分でも変だって思うくらい、色々とおかしな事ばっかりやってるからなぁ……


「ってそっちの人、大丈夫ですか?」

 なんか羊のお兄さん一人だけ、思いっきりやられたっぽい。
 傷は魔法とかで治したんだろうけど、服や防具がかなり傷ついてるし、そこら中に血の跡が残ったままになってる。
 たしかこの人、参加前は無傷だった記憶があるんだけど……

「あー、これは気にしなくて良いよ」

「名誉の負傷だ」

「いや、他の奴のためではあったかもしれないけどさ……」

「なにが起きたんですか?」

 あそこって兎とスライムしか居なかったし、周りに仲間が居るのにここまでやられるって普通は無いと思うんだけど。
 燕がたまに飛んでくるっていっても、私たちじゃなきゃちょっと痛いくらいで済むはずだし。


「えーと、最後に妖精さんに突っ込んで行った兎がいただろ?」

「あ、はい。方法に驚いて反応し損ねました」

「あれは正直しょうがないと思う。俺らもあんなことするの見るの初めてだったもん」

「どんだけ殺したいんだよって思ったよねぇ」

 兎のお兄さんの後ろで、魔人のお姉さんがうんうん頷いている。
 やっぱり、いくらなんでも普通はあんなことしないんだな。


「で、それは良いとして。あの後大人しくなったって言ったけど、二匹だけ例外が居てね」

「あー、私たちを殺した子たちですか?」

「多分。あの兎と、スライムが一匹」

「んむむー、むー」

「……えーと、多分それ発音は放棄してると思うけど、自分を仕留めたスライムでしょうって言ってるのかな?」

 明らかに意味のある言葉を発してる感じじゃなかったしなぁ。

「んー」

 はい、と頷くカトリーヌさん。
 どうやら合ってたらしい。


「えっと、その二匹だけ暴れ続けたって事ですか?」

「そうだね」

「え、でも兎とスライムですよね?」

「まぁそうなんだけど、異常なくらい狂暴になっててね。強くはなってなかったけど、敵味方構わずに一番近い相手に飛びかかっててさ」

「……おかしくなっちゃったのかな?」

「まぁそれだけなら、さっさと倒せば問題無かったんだけど」

「あー、まぁ所詮うさちゃんですしね」

 あれだけ人が居たんだし、いくら狂暴になったからって普通はこうはならないだろう。
 一体何が起きたというんだ。

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