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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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564:見捨てて帰ろう。

「よし、んじゃ行こうか」

「はい」

「ぴゃ」

 挨拶も済んだし、いつまでものんびりしてるわけにもいかないし。
 ポチの頭にもふっと手を置いてからカトリーヌさんとぴーちゃんに声をかけ、皆で一緒に役場から離れる。


「こんにちは」

「ん? あ、違うか」

 唐突に背後から挨拶が聞こえたから振り向いたけど、私にじゃなかった。
 ていうかそもそも結構遠かった。

 犬小屋の近くに何となく真面目そうな感じの、長身のお兄さんが立ってるな。
 さっきまで誰も居なかったっていうか、見えてる今も気配が無いから隠密さんかな?
 私が反応したのに気付いたらしく、少しだけ頭を下げてくれた。


「すみませんが、少しだけ場所を空けていただいても良いですか?」

 なんか大真面目にわんこに話しかけてる。
 いや、ちゃんと通じるし役場のお客さんとこの子だから、間違ってはいないのかもしれないけどさ。
 凄い犬が好きな人みたいに見えるぞ。

 ……ていうかあれ、確実に回収してお仕置きしに来た人だよね。
 よし、見なかったことにして関わらないでおこう。

 万が一助けを求められても、対応に困るからね。
 どう考えても悪いのサフィさんの方だし。
 あ、困らないわ。頑張ってねーで終わるわこれ。



 まぁ何にせよ、見ていても仕方ないので帰ろうか。

「ごめん、行こうか」

「初めて見るお方ですわね」

「まぁ隠密さんだろうしねぇ」

 あと何人居るのかすらわからない人達だし、その辺を気にしても仕方ないだろう。
 ていうか変装もお手の物だろうから、見た目で判断出来ないし。


「しかし、他の召喚士の人もちゃんと居るもんだねぇ」

「あら、それなりに沢山居りますわよ?」

「あ、そうなんだ。ほら、外で見た事無いからさ」

「殆どがソロの方たちですし、町では召喚獣を還しているか待機させるために個室を確保している方が多い様ですから、気付いておられないだけかと」

「あー、なるほど。もふもふするにも、個室で落ち着いてやりたいもんね」

「そういう理由では…… いえ、有る方にも心当たりが有りますわね」

 そうだろうそうだろう。
 可愛い動物にデレデレしてるのを見られるのが恥ずかしいって人も居るだろうしね。
 いや、まぁでっかいのを引き連れて文句言われるのを防ぐって理由も有るんだろうけどさ。

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