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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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562/728

562:小屋を覗いてみよう。

「にしても、ポチを入れるにしてはでっかい犬小屋だなぁ」

 ポチはコーギーだから比較的ちっちゃい方なのに、これ大型犬用くらいのサイズがあるぞ。
 ていうかお役所の入り口にこんなでっかいスペース取って良いのか?
 ……まぁ良いのか。
 やったのがその役所の人達なんだろうし。

「ですわね。他の方のためでもあるという建前により、大きく作らざるを得なかったのでは?」

「いや建前なのかは判らないでしょうに」

 建前っていうかただ単にせっかくだからって可能性の方が高いんじゃない?
 いや、まぁ少なくとも作った大元の原因は、ポチがそこに居たからだろうけどさ。


「あ、ポチ。お待たせー」

 呼ぼうかと思ったら自分から出てきてくれた。
 ん、なんか柵の内周をテテテッと走ってから紐を飛び越えてこっちに来たぞ。
 「お庭を作ってもらったの!」って事だろうか?

 なんかよく解らないけど、嬉しそうだから頭を撫でておこう。
 よーしよしよし、良かったねー。

 あ、ブンブン振られてるしっぽの方に行こうとしてたカトリーヌさんが、頭の上に居るラキに怒られて戻って行った。
 勝手にそういう事をするなっていうのと、自分を巻き込むんじゃないって事だろうな。
 まぁラキならぶつかる前に飛び移るくらい簡単だろうから、大人しくしてろって方が大きいのかな?



「……おおう」

 ちょっとびっくりした。
 ポチしか居ないと思っていた犬小屋から、もう一頭のわんこがにゅっと顔を出してこっちを見つめてたよ。
 「なになにー?」って感じの顔してるな。

 むぅ、可愛い。
 あれは柴犬かな?
 サイズがポチとそこまで変わらないから、秋田犬では無いと思うけど。

 ……どっちにしろ、何で日本犬が。
 いや、まぁそれを言ったらコーギーとかもなんだけどさ。


「えーっと、こんにちは?」

 あ、わふって小さくお返事してから、ちょっと頭を下げてくれた。
 おー、賢い……っていうかこの子も召喚獣だろうから、普通に人の言葉が解ってるんだろうな。

 入り口からちょっと前足が見えてるし、あれは伏せて待機したまま前に顔を伸ばして外を見てるのか。
 それでも立ってるポチと顔の高さそんなに違わないけど、まぁコーギーはそこも可愛いポイントだからね。


「この方もご主人様をお待ちなのでしょうか?」

 あ、カトリーヌさんの呟きに頷いた。

「まぁそりゃ全く関係無いのにそこで待機はしないでしょ」

 カトリーヌさんの呟きにツッコみつつ、勝手によそのわんこに近付き過ぎない様に少し距離を取ったまま正面に回り込んで、小屋の中を少し覗いてみた。
 でっかいしポチ達のサイズならまだ入れそうだよなー。


「しっかし広々して…… うわぁ」

「幸せそうですわね……」

 ……なんで二頭ともそんな入り口付近に居たのかが解ってしまったよ。
 なんか奥の方に、無理な姿勢でみっちり詰まった猫耳が寝てるからだな。うん。

 うん、見てなかったことにしよう。
 どうせすぐバレてお仕置きされるんだろうし、この人の行動にいちいちツッコんでたら時間がいくらあっても足りないぞ。

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