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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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558/730

558:遅れたまま切り上げよう。

 若干言い訳じみた事を考えながら、雑草を枯らしてお弁当を作っていく。
 話をしながらでカトリーヌさんより遅れてるとはいえ、やり始めた頃に比べれば一杯作れてるかな?

 しかしカトリーヌさんも話は聞いてたし、一応会話してたはずなんだけどしっかり進んでるんだよなぁ。
 まぁ多分、集中が必要な作業でなきゃ会話してても支障なく進められる人なんだろう。
 私はちょいちょい話の方に頭が行っちゃって、手が止まる事があるからその差が出てるんだろうな。

 ま、それでも十分な量は確保できてるから問題は無いんだけどさ。
 元々お弁当用の魔力結晶を作るための作業であって、除草自体はおまけみたいなものだし。
 ……いや、一応ちゃんと仕事として請けてるんだから、除草もちゃんと進めないといけないけどね。


 ん?
 そういえばこの間、草の中でもぞもぞやってたらコレットさんに警戒されたけど、あの人だったら草で視線が遮られてても魔力ですぐに私だって判ったはずじゃないのかな?
 真面目っぽい演技での冗談だったんだろうか。

 それとも単に、【妖精】っぽい何かが居るのは解るけど私だって確証が無いから一応警戒したのかな?
 私しか【妖精】を見てなかった時なら、別の【妖精】と見分けられない可能性も考えなきゃいけないだろうし。

 会いに行ったのが私一人でも、居なかったはずの生き物が現れたんだから他にも潜んでる可能性は有るんだし。
 ていうか皆まともなプレイがしたくて辞めちゃってるだけで、数人は衛兵さんが見てるはずだしね。



「あ」

「はい?」

 ふと思い出したことについて考えながら作業を進めていたら、メッセージの音が頭に響いた。
 ぐぬぅ、結局追いつけなかったよ。

「いや、メッセージが届いた音がね。お姉ちゃんが『もうすぐ帰るよー』って言ってきた」

「ああ、もうそんな時刻ですか」

「色々有って始めるのも遅めだったしね。んじゃ、キリの良い所で戻ろうか」

「はい。私はいつでも大丈夫ですわ」

 あぁ、丁度MPの補充が終わりそうなタイミングだったのか。
 私も減ってる分をさっさと吸ってしまおう。


「よし、おっけー」

「では参りましょうか。ささ、どうぞ」

「お、ありがとう」

 先に準備を終えて私を待っていたカトリーヌさんが、ススッとドアの前に行って開けてくれた。
 別に先に通ってくれて構わないっていうか、通ってくれた方が気が楽なんだけど……
 まぁどうぞって言われたし、お礼を言って先に行かせてもらうしかないな。


 さてさて、あの二匹(ふたり)はどうしてるかな?
 迷惑かけてなきゃ良いけど、まぁ多分大丈夫だよね。

 ……職員さんが構いに行っちゃって仕事しないのは、迷惑をかけてるカウントに入れなくて良いよね?

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