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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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556/677

556:次元の違う話を聞こう。

「……で、元々何の話でしたっけ。あ、本か」

「あ? ああ、まぁそういう奴が書いた本だから、役には立つぞって事だな」

「凄すぎて参考にならないって事は無いですよね?」

「子供向けだっつったろうが。……まぁお前の頭が子供以下だって可能性も」

「いや無いですから」

 真面目に考えるフリをするジョージさんの言葉を遮ってツッコんでおく。
 流石の私もそこまでではないぞ。
 というか別に悪い方じゃないと自分では思ってるぞ。
 自分では。


「それにしても、何でも出来る人なのにそういう方面ばっかり教えてるんですか?」

「いや? 大体の技術は網羅してるはずだが。本棚にも写しは置いてあるぞ」

「私は見ていないのではっきりとした事は言えませんが、まともな分野の指南書は比較的印象が薄くて、目に止まらなかっただけなのでは?」

「あー、そうかもしれない。見たのもごく一部だけだしね」

 教本系が並んでる棚を見たとはいえ、並びも割とバラバラだったしサラッとしか見てないからなぁ。
 単に私が見つけたのがそういう分野のやつだけだったんだろう。
 ていうかアレらがインパクト強すぎなんだよ。



「ていうか何でもかんでも教えちゃって、そのクラリスさん自身は大丈夫なんですか?」

「全く問題無いな。技を知ったとしても、扱える様になるかは別の問題だからな」

「あー、上級の技術は普通の人には難しすぎるとかですか?」

「いや難易度っつーか、もっと根本的な問題だ」

「と言うと?」

「あー、極端な例を言うとだな。『まず足首の動きだけで垂直に十メートル跳びます』なんて言われても、んなもん出来るかって言うしか無ぇだろ」

「あー……」

 ……それはうん、口に出すかはともかく確かに。
 ていうか最初の動作がそれってどういう技だよ。


「……いや、っていうかそれクラリスさんは」

「平気でこなすぞ。地面が耐えられる環境で本気を出せば、その倍くらいは軽く行けるんじゃねぇかな」

「なんていうか、もう肉体そのものから別の生き物って感じですね……」

「そう言ってるじゃねぇか。で、まぁ出力も技の精度も桁違いだからな。何もかもさらけ出したとしても、対処できる様な奴じゃないって事だ」

「暗殺技術なんかなくても、普通に顔を殴るだけで頭が無くなりそうですもんね……」

「無くなるぞ? なんなら平手でも弾けさせられるし、軽く握るだけでも十分だな」

 ……自分で言っておいてなんだけどマジかー。


「あのジジイですら、奥歯を何本か持っていかれたくらいだからな」

「いや、それむしろジーさんがおかしいと思うんですけど」

 なんで人間の頭が消し飛ぶパンチを食らって奥歯だけで済むんだよ。
 しかもどうせ次の瞬間には魔法で完治してるんでしょ?

 そんなの、一体どうやって倒せば良いんだよ。
 いや、戦う事なんて無いから別に良いんだけどさ。

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