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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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555/676

555:扱いの話をしよう。

 ま、まぁ一応ちゃんと本来の仕事がメインなんだし、病院なんて無関係の人達も来てるだろうからやっぱりダメだよね。
 孤児院だって教える側がちょっとアレなだけで、子供に罪は無いんだし。多分。

「で、結局その指示を出した奴を殺しつつ辿って行って、首謀者の領主の首がその国の王の所へ届けられたわけだな」

「いや何で届けるんですか……? 威嚇か何かですか」

 お前もこうなりたくなければって感じにしか見えないでしょそれ。


「いや、単にその地を治める奴が居なくなったから、代わりの人を派遣してくれって言いに行っただけだとよ」

「いやいや、襲われたからとはいえ、居なくしたの自分じゃないですか」

「ま、それがあった時には既に触れちゃいけない存在として認識されてたからな。言われた王も判ってはいても自分にまで飛び火しちゃたまらんから、冷や汗かきつつ解ったって答えるしか無ぇわな」

「問答無用で責任を負わされなかっただけラッキー、ってとこですか」

「だな」

 何考えてるか解らない相手だし、おまえの部下のした事だって事で襲ってくるかもしれないもんなぁ。
 頑なに「部下の暴走であり、自分のあずかり知らぬ事だ」って態度を取っておかないとだよ。
 まぁそれはそれで、監督不行き届きだとか言われかねないけど。



「しかし、人の身でありながら高位種族の方々の様な扱いを受けるとは、凄いものですわね」

「まぁどうしようもないバケモンって意味では似た様なもんだしな」

「事実なんでしょうけど、酷い言われ様ですね」

「これは俺の口が悪いわけじゃなくて、共通認識だぞ」

「口は悪いと思いますけど、どういうことです?」

 そういう話じゃないのは解ってるけど、ここはあえてツッコんでおこう。
 ジョージさん、良い人だけど結構ガンガン言う人だし。


「うっせぇ。あー、図鑑の高位種族の項目にな、『クラリスさん』っつって個人名で載ってるんだよアイツ」

「完全にあっち側扱いなんですね……」

 ていうか院長さん、クラリスっていう名前なんだ。
 いや、っていうか図鑑でさん付けなんだ。

「魔物の様な扱いを堂々とされてしまって、お怒りにはならなかったのでしょうか?」

「いや、むしろ逆に『あの様な方々と同列に扱って頂けるとは』って喜んでたらしいぞ」

「……あー、まぁそれだけ凄いって事ではありますしね」

 普通はどれだけ頑張って載ろうと思っても不可能だろうし。
 載ろうと思う人が居るかってのはともかくとして。



「つーか、アイツ実際人類かどうか怪しいしな。何かが擬態してるか、元々人と同じ形の別の何かって言われた方がしっくりくる」

「人にしては強すぎてですか?」

「全力のジジイと殴り合える存在が人類であってたまるかってんだ」

「さらっとジーさんまで酷い言われ様じゃないですかね。ていうか遭遇した事あるんですね」

「ああ。……頭のおかしい天才同士何か通じるものが有るのか、やりあった後に一緒に飯食って帰って来やがった」

「……手を組んで暴れられなくて良かったですね」

 恐ろし過ぎるタッグが結成される所だったのか……


「あとあの婆さん、俺が二十年以上前に初めて見た時から、まったく見た目が変わってねぇんだよ。年もいつ聞いても同じ答えが返ってくるみたいだしよ」

「えー……」

 ……それは別の意味の化け物じゃないかな?
 多分追及したら死が待ってるやつ。

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