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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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554/678

554:攻められた話を聞こう。

「しかし、それは命令に従うしかない方々が可哀想ですわね」

「あー、仕事柄止めないわけにもいかないもんねぇ。逃げたら逃げたで後が大変そうだし」

 まぁその場で確実に酷い目に遭うよりは、まだマシかもしれないけどさ。

「あぁ、その辺はアレも一応考慮してくれるらしいぞ」

「あ、それなら」

「たまにな」

「安心ってわけでも無いんですね」

 たまにかー……
 まぁ可能性があるだけマシなのかな。


「命令されて嫌々向かって行けば、運が良ければ救う対象として見てもらえるからな」

「ああ。確かに、まさに困ってる最中ですもんね」

 居てくれないと処罰されちゃうんですーってなれば……

「まぁそういう時の解決法は大抵、『それを命令している上の奴を消す』って方向になるんだがな」

「いやうん、まぁ確かにその場は行かなくてもよくなるかもしれませんけど……」

 それ結局後で下の人達が責任を問われるやつなんじゃない?
 いや、全滅するよりはマシだろうけどさ。



「まぁ数回やってどうしてもそうなる事が解ってからは、捕まえようとすることも無くなったってわけだな」

「あんまり刺激して、邪魔な存在だって認識されたらたまったもんじゃありませんしね」

 自分から進んで攻め込んだ事が無いからって、それからも無いとは限らないからなぁ。
 いや、自分の感情でやってないだけで、攻め込んだことは多分あるんだろうけど。

「しかし本人がどれだけ強かろうと、病院や孤児院は泣き所になるのでは?」

「まぁそこを狙って言う事を聞かせようとした奴も居ないではないがな」

 カトリーヌさんの質問に苦笑気味に答えるジョージさん。
 うん、これ無駄に終わった奴だな。
 一応聞いてみるけど。


「どうなりました?」

「包囲した人間全員の耳元で『そういう事をされては、困ってしまいます』っつー囁き声がしたと思ったら、指揮官の首が落ちた」

 まぁそうだろうね。
 ていうか流石にこれは自分が困るって事で動くんだな。
 まぁ中の人達がって事かもしれないけどさ。
 患者さんや子供たちが自分のせいで危険な目に遭うわけだし。

 ていうか大きな声が全体に聞こえたとかじゃなくて囁き声なんだ。
 しかも多分同時にだよね?
 何かそういうスキルでもあるんだろうか。

 あー、まぁかく乱とかするために別の場所から声を出したりする技とか有りそうだし、それを複数同時に発動するとかすれば出来るのかな?
 まぁその辺のジョージさんも使えそうな技術は、聞いても教えてもらえそうにないな。


「指揮官だけなんですか?」

「初めはな。ただ、その後代わりに指揮を取ろうとした奴が、命令した瞬間に同じ様に首を落とされて行ってな」

「集団としては機能させてもらえないわけですか」

「ああ。パニックを起こして個人で攻撃しようとした奴も殺されて、晴れて無力化だな」

「いや、あんまりめでたくは…… 無いのかな?」

「まぁ病人や子供を人質にしようとしてんだから、潰されても仕方ねぇだろうよ」

「そこは同意できますけどね」

 いくら弱点に見えたからって、褒められた行為じゃないよ。

 まぁ攻められた側も全然褒められない行為ばっかりしてたみたいだけどさ。
 孤児院は何が育ってるか判ったもんじゃないし、病院にしたって奥に行けば何かおかしなものがありそうっていうか殺してもらえない人たちが保管されてるわけだし。
 ……あれ、これ攻められても文句言えない施設なんじゃ?

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