挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

549/673

549:過去の事例を聞こう。

「……そんな人がそこら中に首を突っ込んで行くんですか?」

「困ってる奴が居れば見境無くな。ちょっとした探し物や、道案内だとかって程度ならまぁ良いんだが」

「当然それだけじゃないんですよね?」

 暗殺者って分類になるくらいだし。
 そういうただの良い人な活動だけやってても、人を殺す事なんてほぼ無いだろう。


「そりゃな。ところでこっちから話しかけておいてなんだが、お前ら作業しながら話した方が良いんじゃねぇか?」

「それもそうですわね。では失礼しまして」

「んじゃ私も。で、その人はどんなことやらかしてたんです?」

 まぁ失礼も何も、その話をする相手がそうしろって言ったんだけどね。
 ていうか実際の所、ジョージさんだってこうして雑談してる様に見えて館内の警備もちゃんとしてるらしいし。
 単にどこに居ても把握できるから、どこに居ても同じ事ってだけなんだろう。


 私たちが草を吸い始めたのを見てから、ジョージさんが口を開いた。

「頼まれれば…… っつーか困ってそうな奴が居たら、頼まれなくても何でもやってたらしいが」

「頼まれなくてもですか……」

「ああ。遠慮しようがお構いなしにな」

「解決するだけの能力が有るからマシなんでしょうけど、無かったらただの迷惑な人ですね」

「いや、有能過ぎて余計に迷惑だったみたいだぞ。なんせ頭がどっかイカれてそうな婆さんだからな」

 酷い言われようだな。
 まぁそりゃ実際に暴走しまくったんだから言われても仕方ないんだろうけど。


「あーっと、解決法がなんかおかしい、とかですか?」

「まぁ簡単に言えばそうだな。解りやすい例を一つ上げると、『お困りですか?』って聞かれて『お店の前で殴り合いのケンカをしている人が居て、怖くて入れないんです』っつって答えたらだ」

「どうなりましたの?」

「『なるほど、解りました』って答えて、大人しくするか邪魔にならない様に場所を移すように頼みに行った」

「……ん? 割と普通じゃないですか?」

 そんな異常とか言われる解決法じゃないと思うけど。
 平和的で、むしろかなり正常な方だと思う。


「問題はその後だな。まぁ何が有ったのかは知らんが往来で殴り合う程興奮してる連中だ、いきなり現れた見知らぬ女の言う事なんか聞きゃしないわけだ」

「はあ」

「で、だ。数秒待って、聞く気が無いって判断したんだろうな」

「どうなりました?」

「何をしたのかは未だに判ってないが、突然暴れていた連中が全員死んだ」

「はあ。……はぁ!?」

 いやいやいや、一回警告して次が死刑って極端すぎるでしょ。
 解決法がおかしいっていうか、過激にもほどがある。
 というか、余計に怖くて近寄れなくなってるじゃないか。

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ