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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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548/729

548:院長さんの話を聞こう。

「しかしその院長さん、子供になんて事を教えてるんですかね」

 ジョージさんがちゃんとしているって言うからには、大体はまともな活動なんだろうけどさ。
 そこだけ聞いたら後継者とか作ろうとしてる様にしか思えないぞ。

「あー、ありゃただのあの婆さんの親切心だ」

「へ?」

「生きた伝説とまで言われる様な暗殺者の癖に、基本的に善意の塊みたいな婆さんでな。単純に『自分が知ってる技術を子供たちにも教えてあげましょうね』って事で、子供にもわかりやすい様に書いたのがあの本だ」

「いやいやいや、なんでそんな人が暗殺なんてやってるんですか」

 なんでこの世界の人たちって、良い人ほど何かしら妙な所が有るんだよ。
 カトリーヌさんもあの趣味以外は至極まともだしさ。
 いや、あの人は信じられない事に現実側に居る人間だったな。
 世界は広いね、うん。


「あー、なんていうかな…… 簡単に言うと単なる暴走かね」

「暴走?」

「初めの頃はその辺の困ってそうな奴に『お困りですか?』って声をかけて、『なるほど、解りました』っつって手助けしてただけらしいんだが」

「それだけならただのすごく良い人ですね」

「謝礼も受け取ろうとしなかったらしいしな」

「好きでやっている事ですからって感じですか?」

「ああ。ただ、それだとこちらが困りますとか言われたら『なるほど、解りました』っつって受け取ってたらしいけどな」

「……失礼ですけど、なんていうか……」

 言いづらいけど、ちょっとアホの子入ってない?
 いや、まぁ本当に困るケースだってあるだろうけどさ。


「一応、頭は悪くないんだがな。むしろ逆に良すぎて、思考が誰にも理解出来ん」

 まぁ本当に頭が悪かったら、手助けに行っても解決できない事が多くなるだろうしね。
 下手したら引っかき回して事態を悪化させる可能性も有るし。

「天才って感じなんですかね」

「ああ、万能って言って良いくらい何でも出来る婆さんだしな。お前に解りやすく言うなら、コレットの上位版みたいなもんだ」

 何その怪物。
 いや、その言い方はコレットさんにも失礼かもしれないけどさ。
 あとどうでも良いけど、昔は婆さんじゃないよね。
 言ってるのがいつ頃の話かは知らないけど。

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