挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

546/678

546:甘えを諭されよう。

 しかし自分の魔力を隠すって言われても、どうすれば良いんだろうか。
 現にジョージさん達が隠れられてるんだから、どうにかすれば出来るんだろうけどさ。
 ていうか出来ないなら言わないか。


「うーん、どうすれば良いんでしょう」

「うるせぇ甘えんな。そんくらい自分で調べやがれ」

「ごもっともです、はい」

 うん、当然のお叱りを受けた。
 そもそも隠密部隊のトップなんて存在に、気軽に教えてもらえるって方がおかしいもんね。
 いや、【妖精】やってるとおかしな状況にばかり遭遇するけどさ。

 ……いやいや、よく考えたらおかしなのの半分くらいは他のプレイヤーなんだけど、今更ながらどうなってるんだ。
 多分アヤメさんあたりに言ったら、『お前が言うな』って言われるんだろうけどさ。
 エリちゃんがおかしな方向に走っちゃったのとか、八割がた私のせいだと思うし。


「しかしそう言いながらも、方針だけは教えてくれるのですね」

「こんなもん教えるってほどの事でも無ぇだろ。お前ら、獲物がここに居ますよーって叫んでる様なもんじゃねぇか」

 カトリーヌさんの言葉に、ジョージさんが呆れ顔で返す。
 まぁそういえば確かに、庭園に入った時点でモニカさんに見つかっちゃってるもんなぁ。
 いや、別にそれ自体は問題無いし、あの人が強過ぎだってのもあるけどさ。

 あの人の場合は魔法が苦手なクマさんであれなんだから、魔力だけ隠しても他の感覚で気付かれちゃいそうだな。
 ……っていうか苦手な筈の分野で【妖精】より探知範囲が広いって、どれだけのレベル差があるんだろう……


 まぁうん、そこは考えてもしょうがないな。
 庭園と一緒に私の家もまとめて警備してくれてるんだから、心強いと思おう。
 モニカさんの言動を考えると、私の家のついでに公園を守ってる気もするけど、そこは諦めるよ。

 ていうか庭園って文字の通りに、うちの庭だって認識してそうなのがちょっと気になるけど。
 いやシステム的にも庭園全体が私の家って感じになってるみたいだけど、私は認めないぞ。
 例えシルクの体が敷地内だと認識していようと、あそこはみんなの公園です。


「まぁ頑張ってみます。ありがとうございました」

「おう…… っつーかお前、普通に取得すりゃ良いじゃねぇか」

 一旦帰ろうとして、そういえばって顔で振り向いたジョージさんから当然の指摘が飛んできた。

「いや、まぁそれはそうなんですけど」

「なんか理由でも有んのか?」

「特には。ただ、急ぐ必要が無いから自力で取れるならそっちの方が良いかなって」

 魔力がらみの部分だけなら、頑張れば取れるかもしれないしね。

「ああ、外に出ようとしなきゃ別に困らないって事か。ま、精々頑張んな」

「はーい」

 再度振り返って消えていくジョージさんに手を振って見送る。
 うん、必要かどうかはともかく頑張ろう。

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ