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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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545/676

545:話を聞いてもらおう。

 ……しまった、これ「じゃあ大丈夫だな」ってポンポン撃たれる事になる気がするぞ。
 結構痛かったとか言っておけば良かったかな。

 いや、まぁそんな嘘ついてもすぐにバレるだろうし、そもそも撃たれる様な事を言わなきゃ良いのか。
 自分でもツッコまれて当然って思うくらいの事を言わなきゃ、そう簡単に撃ってくる様な人でもないだろうしね。

 サフィさんとかライサさんは結構ガンガン行かれてる気がするけど、あれは正直当然としか言いようが無いしね……


 まぁそれはさておき。

「自分で聞いておいてなんですけど、教えて良い類の事じゃなかったですね」

「万一バラされたら仕事に支障が出るっつーんだ。で、お前は何でそんな事知りたがったんだ?」

 おや、一応聞いてくれるんだ。

「いやー、さっき町の外に出てみたら、周りの敵が全部こっちに向かってきちゃって……」

「あん? 全部?」

「そうですわね。町の結界を出た瞬間、少なくとも見える範囲の兎が全て私たちの方に走って来ましたわ」

「相変わらずはた迷惑な生き物だな、おい」

 流石のジョージさんも苦笑いしてる。
 まぁ普通はそんな事にならないもんね。


「もう『ごめんなさーい!』って叫ぶしかないですよね。他の人と戦ってた子までこっちに来てましたもん」

「人の獲物を横取りしてんじゃねーぞ」

「好きでやったんじゃないですよぅ」

 ここぞとばかりにからかってくるジョージさん。
 くそう、でも横取りの形だったのは事実だから殆ど言い返せない。

 まぁ一応追いかけて来た人が倒してたから、セーフって事にしよう。
 いや、無駄に走らせてたから全然セーフじゃないんだけどさ。


「で、それは結局どう処理したんだよ」

「いやー、死んじゃったから最後まで見られてないんですよね。元々戦ってた人や見物してた人達が倒してくれてましたから、多分すぐに終わったんじゃないですかね」

「無責任な奴だな」

「いや、だって下手に顔出したら更に増えたりしそうじゃないですか……」

「ま、それもそうか」

 ジョージさん、最初からこう答えるのを予想しててツッコんだよね今。
 いや、まぁ別に良いけどさ。
 実際そう思って行ってないだけで、行動自体は無責任にもほどが有るって自分でも思うし。



「で、聞いた理由は少しでも狙われるのを減らすためにって事か」

「あ、はい。いくら何でも見える範囲の敵が全部向かってくるとか、周りに迷惑かけ過ぎなんでなんとかならないかなと」

 せめてもう戦い始めてる人から奪い取るのだけはやめたい所だ。
 あれだけごちゃごちゃしちゃうと、敵を倒す経験値はともかく戦利品が混ざって揉め事も起きそうだし。
 いや、もうあれ戦利品がどうこう言ってる状況では無かったけどさ。


「あー、とりあえずだな」

「はい?」

「そのアホみたいな魔力を隠す努力からだろうな」

「いやアホみたいって…… いや、うん、まぁそう言われると……」

 ジョージさんの言葉で【魔力感知】を使って隣のカトリーヌさんを視てみると、確かにアホみたいって言われても仕方ないくらい判りやすい。
 ていうかジョージさん、なんだかんだで結局助言はくれるのね。
 言ったら石投げられたり帰られたりしそうだから言わないけど。

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