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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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543/679

543:うっかりして叱られよう。

 しょうもない罪悪感を覚えつつ窓に付けられた妖精用のドアを通り、カトリーヌさんと共に裏庭へ。
 まぁ小さいのを自覚してる上にそれを気に入ってるんだから、直接言っても笑って済ませてくれそうではあるんだけどさ。

 ……流石に持ちネタでは無いよね?
 見た目はともかく中身はしっかりと大人だったっぽいし、そういうノリの人ではなさそうだし。
 いや、意外とって事も有るけどさ。
 フミさんとかも、あの雰囲気で結構冗談とか好きみたいだし。


 いやうん、でも何にせよ失礼ではあるしこの辺にしておこう。
 人の身体的特徴を勝手にどうこう言うのは良くないっていうか、むしろ私が言われる側だし。
 まぁ私の場合は、怖くて直接言える人が居ないんだけどさ。
 ……うん、面倒が無い事だけは良いよね。

 いや有るわ。
 普通にうちの区域のお巡りさん達と顔見知りになるくらいには通報されてたわ。



 まぁそんな事は良いとして、お仕事をしなきゃだな。

「さっきも言ってたけど、今日は競争せずにのんびりやろうよ」

「はい。ところで白雪さん」

「ん?」

 素直に頷いたと思ったら、続けて呼びかけ返してくるカトリーヌさん。
 ところでって事は別の話だろうけど、何かあったっけ?


「今更なのですが、あの方々のお名前を伺っていませんでしたね」

「……あ」

 そういえばそうだ。
 あれだけ話しておいて、私あの人たちの名前知らないじゃないか。

「むぅ、忘れてた。こっちの名前は知ってるだろうから良いけど……いや良くないか。名乗るならちゃんと名乗らないとだ」

 その辺は地味に大事な所だよね。
 まぁ大抵「うん、知ってる」みたいな反応だろうけど。

 しかも私たちの場合、名前を知らなくても「妖精さん」で大体みんなに通じるから、知らなくてもあんまり困らないんだよね。


「次にお会いした時には、忘れず尋ねる事に致しましょう」

「そうだねー。まぁとりあえず今は問題無かったから良いけど」

「良くねぇよアホめが」

「……むぅ、唐突に酷くないですか」

 突然現れて、私のコメントに罵倒で突っ込むジョージさんに文句を言っておく。
 いや、ジョージさんがわざわざ出てきてまで言うって事は、多分ぜんぜん酷くないんだろうけどさ。


「お前、仮にも一国の王女で町の最高責任者でもある相手に、名前も知らない様な奴を堂々と紹介してんじゃねぇよ」

「……あー、その……」

「返す言葉も有りませんわね」

 うん、言われてみれば有り得ない話だな。
 しかも初対面の相手だし。


「ま、まぁジョージさんが直接見て会わせて良い相手か判断してくれますし……そういう問題でもないですね、ごめんなさい」

「解ってるなら良い」

 うん、さらなるツッコミは回避できた。
 言うまでも無くそういう問題じゃないよね。

 やらかしたことは素直に謝っておこう。
 ……まぁ、仮にアリア様を殺す気満々の相手を連れて行ったとしても、ジョージさんとコレットさんに淡々と処理されるだけだろうけどさ。

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