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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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537/678

537:吹いてから動こう。

「それじゃ、行きましょうか。おっとラキ、こっちおいでー」

「ああ、なんなら役場までこのまま乗っていても構わないよ?」

「良いんですか? んじゃ、ちょっとの間ですけどお願いします」

「うん、任された」

 女の子の頭に乗って未だにえっへんと胸を張っているラキを呼んだら、乗り物にする許可が出た。
 別にラキは小っちゃいから普通に持ち運んでも負担にはならないけど、せっかくだからお言葉に甘えておくか。


「んじゃ、ハーピーさんはこっちにどうぞー」

「ぴゃ」

 おや、妹さんがぴーちゃんを乗せた左手を右肩に寄せていった。
 ぴーちゃんも素直に右肩に移ったし、運ばれることに文句は無いみたいだな。


「あ、そういえば忘れてた。ちょっとじっとしててくださいねー」

 一旦離れた女の子の顔の前に舞い戻り、門を開けてくれたお礼の【妖精吐息】を吹きかける。

 ……カトリーヌさん、私が言い始めるのと同時に妹さんの方に行ってるけどさ。
 いや、そっちを担当してくれるのはありがたいんだけど、覚えてたんだったら言ってくれても良いんだよ?
 『どうせ忘れてるだろうと思ってる』って思われたくないのかもしれないけど、どうせ忘れてるんだから。
 我ながらどうかと思うけど。


「わぁー」

「おお、噂に違わない気持ち良さだね。ありがとう」

「いえいえ、門を開けてもらったお礼ですから気にしないでください」

 あとみんなと遊んでもらったお礼かな。
 ついでにこれから運んでもらうお礼の前払いでもあるか。



「よし、それじゃ行こうか。クモさん、落ちない様に気を付けるんだよ」

「ハーピーさんもねー」

 姉の言葉に妹さんが肩のぴーちゃんを気にしつつ立ち上がる。
 まぁラキはともかく、ぴーちゃんはあの姿勢のまま宙を移動できるんだから問題無いだろう。
 ていうか肩に止まっての移動も初めてじゃないしね。
 人によって動きも違うだろうから、乗りやすさとかは有るかもしれないけど。


 ……あ、しまった。
 二人と一緒に行って紹介するなら、ポチのために回り道をするわけにもいかないか。
 良いよって言ってくれそうではあるけど、二人とも私みたいに暇ばっかりしてるわけじゃないだろうし。

 うん、ポチ、申し訳ないけどお散歩はまた今度ね。
 その分後で出来るだけ構ってあげるから。

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