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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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534/727

534:服を見せよう。

「うーん……」

 自分の頭の上で両手を腰に当ててえっへんと胸を張っているラキを見て、小さく唸る女の子。
 手に持った鏡を左右に動かして、ラキを見る角度を変えてるのかな?

「どうしました? 回収しちゃった方が良いですか?」

 ふわりと顔の前に戻って、頭の上のラキを戻すか聞いてみる。

「あぁいや、良いんだ。問題が有って言ってるわけじゃないから」

 私の問いに女の子は、大丈夫だよと鏡を持っていない方の手を小さく振って答える。
 確かに困ってるって言うよりは、何か考え込んでる様な顔だったな。


「それなら良いんですけど、一体」

「いやなに、大した事じゃないんだけど」

 どうしたのかと聞こうと思ったら、また先回りされた。
 さっきの質問が取られなかったのは、それだけ考える方に頭が回ってたんだろうか。

「クモさんに着せるとしたら、どんな服が似合うかなと思ってね」

 なんかどっかのお姫様みたいな事を言い出した。
 まぁうん、小っちゃい女の子が着せ替えしたがるのは、そう不思議でもないのか?
 いや、本当は何歳なのか知らないけどさ。


「……だけどクモさんのサイズの服を作るっていうのは、流石に無理が有るな、と」

 困るポイントも同じか。
 まぁそりゃそうだよね。
 ある意味最大の問題なわけだし。

「まぁ爪の上に乗れちゃうくらいですしね」

「そうなんだよ。せっかくだから白状するけど、さっき少し落ち着きが無かったのも触りたかったんじゃなくて、ハーピーさんにはあれが良いかこれが良いかって考えてたんだよね」

 あー、そういう事ね。
 我慢してないって言ってたのは、嘘では無かったか。


「そういえば妖精さんの服、凄いね。それは自分で作ったのかい?」

「いえ、これはこの町の偉い人に頂いたんですよ」

「へぇー。……少し回ってみてもらっても良いかな」

「あ、はい」

 顔の前で両腕を広げて、ゆっくりくるりと一回転。
 むぅ、そんな獲物を見るような目でじーっとみられると、恥ずかしいっていうかちょっと怖いぞ。
 見てるのは私じゃなくて服なんだろうけどさ。

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