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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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532/672

532:登らせてもらおう。

 うーむ、せっかくだし勧めてみるか。

「良かったら」

「ああ、大丈夫。別に我慢しているわけじゃないよ」

 おおう、また先取りされた。
 でも、やっぱり落ち着きが無い様に見えるんだよなー。
 妹さんの邪魔をしない様に、順番待ちでもしてるのかな?


 おや、ラキがめげずに今度は女の子の方にアピールしてる。
 まぁさっきの反応だと、こっちの子は大丈夫そうな感じだったしね。

「ん? ……ふふっ。ほら、乗ると良い」

 お、やっぱり好感触だ。
 私の前に差し出された女の子の左手に、私の手からぴょんっと身軽に飛び移るラキ。
 私が危なくない様に結構離れてたけど、流石のジャンプ力だな。
 反動でちょっと乗せてた手が下がっちゃったけど、その分も計算してジャンプしたっぽいから気にしなくて良いのかな。


「うん、よろしくね」

 目の高さに持ち上げた人差し指の先に居るラキを見て、にっこり微笑んで挨拶する女の子。
 お、そーっと右手の人差し指をラキの横に近づけていった。
 大丈夫かなと思ったけど、ラキが特に対処したりせずに近づいてくるのを見てるから大丈夫なんだろう。

 お、指と指が引っ付きそうなくらいに近付いて、ラキの目の前に来たところでラキが指先にぴとっと抱き着いた。
 あぁなるほど、握手みたいな事か。


 女の子が右手を引っ込めると、ラキが両手をぶんぶん振ってから、女の子の頭の上を指さした。
 今度は何だ?

「うん? ああ、どこでも好きな所を通ると良い。落ちない様に気を付けるんだよ」

 なぜか女の子には意図がちゃんと通じたらしく、ラキはわーいと小さくジャンプして指先から手の甲に走って行き、くるりと円を描く様に一周してから手首を通って腕へ向かって行った。
 あー、登って良いー?って事だったのかな。

 っておいおい、服の中に入って行ったけど良いのか?
 まぁ女の子が気付いてるのに何も言わないんだから、別に良いのか。

 でも気を付けないと、女の子と服の間で潰れちゃいそうで怖いな。
 ちゃんと気を遣ってじっとしてくれてるとは言え、ラキが無茶して狭い隙間に潜り込んだりしなきゃ良いんだけど。

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