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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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527/679

527:表で喚ぼう。

 さて、まずは出発の前にポチの召喚を済ませよう。
 地表まで下りてメニューを開いて、召喚パネルをポチポチっとな。
 ……こう、口にはしてなくても、しょうもないダジャレみたいになるとちょっと恥ずかしい気分になるな。
 別に意図したわけじゃないんだけど。

 まぁそんな事は良いとして、いでよわんこー。


 おー、しっぽ振ってる振ってる。
 突っ込んで行くと私が死んじゃうから、大人しく良い子でお座りしたままこちらをじっと見てくるポチ。
 うん、とりあえず撫でよう。可愛いし。

「よーしよしよし」

 いつも通り、もふりと抱き着いて撫でまわす。

「……カトリーヌさん、そこに居たらポチがしっぽ振れなくなって邪魔だから。はい、『ちぇー』って顔してないでこっち来る」

 人の召喚獣の動作で死のうとする【妖精】を呼び戻していると、ポチの正面にぴーちゃんがすすすっと寄って来た。
 お、ぴーちゃんも一緒にモフるのか?


「ぴゃ」

 じーっと見つめあってぴーちゃんが小さく鳴くと、ポチも小さな声でわふっとお返事した。
 なんだなんだと思っていたら、そーっと私の反対側の毛皮にぴーちゃんが埋もれていった。

 さっきの間は、「くっついていい?」みたいな会話でもしていたんだろうか。
 まぁなんでも良いか。
 ぴーちゃんは幸せそうに「ぅぴー……」って言ってるし、ラキはポチの背中でゴロゴロ転げまわってるし。

 ……下半身がクモの体で転げまわるって、微妙に器用な事をするなこの子。
 いや、まぁ後から改造されてクモ部分をくっつけたとかじゃないんだし、元々そういう体なんだからそのくらいは簡単な事か。



「よし、それじゃ改めて出ようか」

「はい。戯れるのに集中し過ぎてしまっては、時間が無くなってしまいますものね」

 ポチの下の狭い隙間に潜り込んでお腹のふわふわを堪能していたカトリーヌさんを、ずるーっと引っ張り出す。
 多分一番集中してたの、カトリーヌさんだと思うよ。
 その顔、あわよくばそのまま伏せてもらおうとか思ってたでしょ。

 普通に死んじゃうだろうから、多分やってくれないよ?
 流石にシルクほど調整は上手に出来ないだろうし。


 しかしポチはやっぱり、一緒に移動すると本当に嬉しそうに歩くなあ。
 短いあんよを頑張って動かして、しっぽを振りつつうきうきぽてぽてって感じで私の後ろをついてくる。

 いや、一緒に移動するからなのかは判らないけどさ。
 単にお散歩感覚で、歩き回るのが好きなだけかもしれないしね。

 まぁなんにせよ、ポチが楽しそうならそれで良いか。
 いっぱいお散歩したからって後回しにされたけど、私が構ってあげてたわけじゃないし。
 うん、ちょっとだけ回り道して、ポチのお散歩タイムを少し増やしてあげるとしよう。

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