挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

517/730

517:高度に安心しよう。

「ちょっ、うわっ、こっちくんなっ!?」

「おい待て、手で払ったらヤバいって!」

 ……なんか遠くでカトリーヌさんが虫みたいな避けられ方してる。
 凄い勢いで町から離れて行ったんだな。

 まぁうん、いろんなもの撒き散らしてるし、迂闊に触ると止めを刺す事になるしで、確かに近づいてほしくはないだろう。
 多分七割がた前者だけど。


 とりあえずカトリーヌさんは望んでいた通りになったんだろうから放っておいて、私も撃ち落とされない様に警戒しないと……
 でもさっき、全然見えなかったんだよなぁ。

 しかしよく考えたら、事前に見つけるのって相当難易度高いんじゃない?
 まっすぐこっち向かれてたら、そう大きくも見えないんだし。

 数百メートル先にバスケットボールが置かれている『かもしれない』のを、数も方向もノーヒントで探し続けろって感じだよね。
 一応背景の問題で地上よりはまだ判りやすいかもしれないけど、空中は空中で高さが一定じゃないし。
 しかも判りやすいって言っても、方角によっては森や山が有るから青一色って感じでもないし。

 ……ていうかあの森、遠すぎてよく見えないけど木が高すぎない?
 山も上の方が全く見えないし……
 うん、まぁファンタジーだしな。
 そういう事も有るだろう。



 いや、要らない事考えてる場合じゃないぞ。
 それどころじゃないし、今の間に死んでてもおかしくないんだから。

 とにかくひたすら警戒しつつ、私も出来る限り町から離れよう。
 さっき見落としてる以上、一瞬も気が抜けないぞ、これ……

 というか、見落としようが無いくらい目立っててくれたとしても、油断できる瞬間なんて無いな。
 もし五百メートル先に居るのを見つけたとしても、加速が終わってたら一秒で私の所まで来るんだし。


 しかしさっきのカトリーヌさんはどうなってたんだろう。
 相打ちになったって事はちゃんと燃やせたんだよね?

 ……あ、もしかして一瞬で焼き尽くしたのは良いけど、その残骸が散弾みたいになっちゃって、それを浴びる羽目になったのか?
 うん、有りそう。
 という事は反応できるかさえ怪しい相手に対して、倒し方まで考慮しないといけないのか……


「わっ!? ……ふー、良かった」

 走って来た兎が思いっきりジャンプして向かってきたけど、私には全然届かずに落下していった。
 うん、これくらいの高さが有れば届かないってのは合ってたらしい。
 これで燕の警戒に集中できるぞ。

 うん、私の下の方で兎とスライムが走り回って、それを追いついた人たちがボコボコにしてる。
 横取りみたいに奪っちゃったけど、結果的に良い囮になれたらしい。
 全員私ばっかり見てて、殴られても気にしてないもんなぁ。
 ……私はどれだけ狙われてるんだよ。


+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ