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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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506/678

506:気にせず帰ろう。

 しょうもない対抗心を抱きつつ、道行く人に愛想を振りまきながら家へと向かう。
 カトリーヌさんへの視線には気付かない振りをしておく。
 プレイヤーならすぐに理解してくれるだろうしね。

 NPCの人達は…… まぁうん、カトリーヌさんも捕まった状態で手を振ってるし、問題が無い事は解ってくれるだろう。
 カトリーヌさんっていう大問題は残ったままだけど、そこはもう諦めるしか無いのだ。


 しかし、他の子たちも説得しないといけないんだよなぁ……
 いや、でも珠ちゃんと太郎はなんか、すんなり待っててくれそうな気がするな。

 シルクも止めてはくるかもしれないけど、話せばすぐに解ってくれるだろう。
 ちょっと申し訳ないけど、私に念を押されて逆らえる子ではないし。

 ラキあたりが居たら、かなりゴネられてたかもなぁ。
 まぁ家でそれやるとシルクによるお説教が始まりそうだし、多分そのまま任せて出発出来るだろうけど。



 特に何事も無く庭園まで帰還できたので、そのまま家へとまっすぐ向かう。
 あれ、まだ兎さんが門の近くに居る。
 もしかして、ずっとそこで作業してたのかな?

「おっ、妖精さんおかえりー……って、それどういう状況?」

「あ、どうも。えーと、まぁケンカしてるとかそういうんじゃないんで、気にしないでもらえると」

「いやそう言うなら聞かないけど、気にしないってのはさすがに無理でしょ」

「ですよね」

 ないわーって感じの苦笑をしつつのツッコミに、素直に同意する。
 うん、私だって見かけたら何あれって思うよこんなもん。


「ずっとここに居たんですか?」

「ん? まぁちょっと買い物したりで動きはしたけど、大体居たかな。いろいろ作業したり、掲示板とか見てたよ」

「こう言っちゃなんですけど、暇なんですか?」

「うん、まぁ言われても仕方ないよね」

 ハハッと笑う兎さん。
 まぁ実際、パーティーメンバーが集まってないとけっこう暇なんだろうな。



「このメンバーなら、門は開けなくても大丈夫だね」

「飛んでますしねぇ。あ、そういえばここに居たなら、うちの子たちが帰って来たのは見ました?」

「あ、うん。なんか猫の子が荷車を体に繋いでもらって、頑張って引っ張って来たよ。あの子見た目よりけっこう力持ちなんだな」

 荷車かー。
 うん、確かにそれなら一杯持って帰れるだろう。

 ……ていうかよくそんな道具が有ったな。
 あ、シルクが自分で作ったのかな?


「そうみたいです。あ、もしかして開けてくれました?」

「ん? ああ、開けはしたけど、多分俺が居なくてもあの白い子が自分で開けられたんじゃないかな」

「開けられるかもしれないけど重いだろうし、助かります。ありがとうございます」

 お礼を言って兎さんに【妖精吐息】を。
 ……これあんまり他の人に見られてたら、これ目当てで待機とかされる可能性が無くも無いな。
 まぁ実際誰か居てくれると、いろいろ助かるから良いかもしれないけどさ。

 モニカさんが座ってたら仕事しろって追い払うけど。


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