挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
5/561

5:スキルを選ぼう。

「では、最後にスキルを選択して頂きます。こちらをどうぞ」

 差し出されたパネルを受け取り確認する。

 こちらもなかなかに種類が多くて迷いそうだ。

「初期スキル取得用に五十ポイントが用意されておりますので、ポイントの範囲内でご自由にお選び下さい。
 スキル名の後の括弧内の数値が取得に必要なポイントとなっております。
 なおこのスキルポイントはキャラクター作成時専用となっておりますので、スキルを確定した時点で余ったポイントは全て返却されます」

 残しておいて必要になった物を取るってことは出来ないのね。


 さて、どうするか……
 とりあえず近接物理系はパスするとしても、迷う。 あ、そうだ。

「【召喚士】にはどういうスキル構成がお勧めでしょうか?」

 迷ったら人に聞く。
 悩むのも楽しいけどあまり時間をかけすぎるのも良くない。
 多分お姉ちゃんはさっさと決めちゃってるだろうし。

「【召喚士】の場合、前衛を召喚獣に任せて自身は後衛位置から魔法や弓などで援護するのが一般的ですね。
 職業ペナルティを気にせず召喚獣と共に前衛で戦う方も居りますがこちらは少数派です。
 遠距離からの攻撃手段と召喚獣への支援や回復、残った枠で能力強化などの補助的なスキルを取るといった所でしょうか」


 ふむふむ。

「弓なんて使ったことないんですけど、当てられるんでしょうか」

「スキルを所持している場合、対応する動作に補正がかけられます。
 これにより最低限の命中力は確保できますが、補正のかかった度合いによってスキルによる威力の強化が減少してしまいます」

 威力を上げたければ自分で使いこなせるようになれってことか。
 「最低限の」っていうのは狙った場所に飛ばせる程度で、動く相手にはちゃんと自分で予測して撃たなきゃダメってことだそうな。

 狙った場所に飛ばせるようになるだけで凄い気がするけど。
 まぁ弓で戦うっていうならそんなの前提条件か。


 とりあえず遠距離攻撃に【弓術】(5)を取得。

 しかし魔法にペナルティがかかるとなると支援はどうしようかな。

「魔法以外で支援や回復ができるスキルはありますか?」

「直接支援するスキルですと【歌唱】、【舞踊】、【演奏】、【指揮】、【応援】などがあります」

「それぞれ説明して貰っていいですか?」


「はい。まず【歌唱】ですが、歌を歌うことにより仲間を強化したり敵を弱体化させることが出来ます。
 【舞踊】と【演奏】も行動が違うだけで効果はほぼ同じ物です。
 これらは同時に使用されることでお互いの効果を高めあうことが出来ます」

 人前でそういうのを披露するのはスキルでも恥ずかしいなー。
 苦手なんだよね。いろんな意味で。


「そして【指揮】ですが、攻撃力向上や防御力向上などの支援効果をパーティー全体に付与することが出来ます。
 但し一種類しか同時に使用することが出来ず、発動中はSPが減り続けます。
 また【指揮】を持っている方が複数名居られたとしても、同時に複数展開することはできません」

 リーダー向けのスキルだね。
 別に持つのはリーダーじゃなくてもいいけど。


「【応援】は文字通り応援している間、仲間の全能力が向上します」

 効果は良さそうではあるけど、応援している間ってことは……

「仲間が必死に戦っている後ろで一人チアという図になりますね」

「無いですね」

 恥ずかしいわ!


「そして回復ですが、魔法以外で効果的な回復手段を持つスキルはその中には存在していません。
 間接的にはなりますが【調薬】スキルで回復薬を作成し、それを使用するという形で代用が可能です」

 うーん、回復は誰かに任せるか専門家が作った薬を買うべきかな?


 よし、支援と回復手段は補助を見終わってからポイント次第で考えよう。



 さてさて、というわけで補助スキルを取るとしよう。

 まずはパッシブの【INT強化】(5)と【MND強化】(5)を取得。長所は伸ばそう。

 定番な感じの【鑑定】(5)も取得。
 【鑑定】は広く浅くといった感じで、大抵の物を鑑定することができるけど【○○知識】系のスキルと併用しないとなかなか詳細は解らないらしい。
 とはいえ名前と品質や(装備の場合)性能くらいはちゃんと解るらしい。

 残り三十ポイントー。  ん?


 【空間魔法】(30)


 おかしいな。 残りポイントが零になってるぞ?


 落ち着け。 なぜ私は流れるように取得してしまったのだ。
 【魔法陣】とか【錬金術】とか心惹かれるワードを頑張ってスルーしていったというのに。

 しかも魔法だからペナルティある筈だし。

「やってしまった……」

「よろしければキャンセルすることも可能ですが、どう致しますか?」

 うなだれる私にカメリアさんが声をかける。
 キャンセル効くのか。 でもなぁ。

「まぁ自分のやった事なので。受け入れて頑張ります」

 なんかキャンセルしても同じような事やらかしそうだし。


 【空間魔法】はその名の通り空間を操る魔法で、アイテムを謎空間に収納できる【アイテムボックス】(10)も内包しているらしい。
 ちょっとお買い得?


 ……支援と回復? 諦めましょう。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ