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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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477:お礼をしよう。

「あ、そうだ」

 召喚獣のお部屋の事よりも、ぴーちゃんの相手をしてくれてたお姉さんにお礼を言っておかないと。
 邪魔ってほどじゃなかったとしても、多分置いてある石をいいなーって顔で見たりしてたんだろうし。

 ぴーちゃんが光り物が好きだっていう私もさっき知った様な情報が、流石にこのタイミングで知れ渡ってるはずが無いと思うからなぁ。
 何か貸してあげるきっかけは有ったはずだろう。
 まぁ単にお姉さんが「鳥さんだし光る物とか好きかな?」って感じで出したのかもしれないけど。


 フェルミさんの机を離れ、ぴーちゃんの居る机へと飛んでいく。

「ぴゃっ」

「うんうん、ぴーちゃんだねぇ」

 ぴーちゃんが近づく私に向けて「みてみてー」って感じで鳴いてきたので、それっぽい返事をする。
 得意気な顔だし、石像の側の羽をバサッと広げて示してきたので多分合ってるだろう。



「相手をしてあげててくれて、ありがとうございました」

 お姉さんの顔の前まで飛んでいき、聞こえやすい様に普段以上に大きな声でお礼を言って頭を下げる。

「この距離ならなんとか聞きとれるのね。いえいえ、どういたしまして」

 にっこり微笑み、軽く顎を引く様にして頭を下げるお姉さん。
 なんか清楚って言葉が似合う人だなぁ。


「こちらこそお礼を言わないといけないわ。いつも題材を決めるのに困っているのだけど、今日は可愛いモデルさんが来てくれたんだから」

「ぴぅ……」

 ありがとね、とお姉さんに人差し指でくりくりと頭を撫でられて、照れた様な声で鳴くぴーちゃん。
 うんうん、ぴーちゃん可愛いよね。
 私達みたいに慣れてるか、目つきに怯えないで済むサイズ差が有ればって条件付きだけど。

 ラキとか逆のサイズ差もあるせいなのか、同期なのに未だにまともに目を合わせられてないからなぁ……
 まぁ未だにって言っても何日も経ってないけどさ。


 さて、お礼も言ったし……って待った待った。

「とりあえず構ってもらってたのは確かですし、お礼させてもらいますね」

 すすっと静かに前進して、お姉さんの額に向けてふーっと【妖精吐息】を吹きかける。

「ふあー…… って、気の抜けた声が出ちゃった。ありがとう、元気になった気がするわ」

「あーっ、先輩ずるくねぇ!? 俺らだってその子可愛がりたかったけど我慢してたってのに!」

「えっ、何が!?」

 私がお姉さんにお礼をしたのを見ていたらしく、奥に居たお兄さんが突然大きな声を出した。
 もう一人のお姉さんは聞こえてなかったのか、唐突に巻き込まれて戸惑ってるけど。


「先輩だけハーピーちゃんの相手してあげてたお礼貰って」

「うるさいわよ……?」

「すんませんっした」

 あ、フェルミさんに怒られて音量が一気に下がった。
 多分量産品の製造で機嫌悪いのと大声が重なったからマズかったんだろうな……


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