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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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456/676

456:実力に気付こう。

「お待たせー」

 執務室の窓から出て皆の元へ。
 なんかカトリーヌさんが返してもらった石を持って正座してるけど、いつもの事だし気にしないでおこう。

「おかえりなさい。では、参りましょうか」

「うん。珠ちゃん、ぴーちゃん、行くよー」

「ぴっ」

 声をかけるとぴーちゃんがお返事してベンチから飛び立ち、珠ちゃんも静かに地面に飛び降りてぐぐーっと二回に分けて背伸びをする。
 くあーって聞こえてそうな良いあくびをして、準備できたよーって顔になった。
 いろいろあって結構長い事じっとしてたからなぁ。


 ……しかし今更だけどこの子たち、主人(わたし)が訓練してる間のんびり寝てたり遊んでたりだな。
 いや私としては可愛いからそれで良いし、そうしてて良いって言ってるからなんだろうけどさ。
 一緒に何かやるよーとか皆で訓練しててーとか言ったら、多分喜んでやってくれるだろうし。

 でも私としては戦力になってほしいわけじゃないから、のんびり可愛さを出していてくれればそれで良いのだ。
 いや、一応小っちゃくても召喚獣なんだし戦うための存在なんだろうから、可愛いから戦わせたくないとか言われるのはもしかしたら不本意かもしれないけどさ。

 でもやっぱりこの子たちが怪我とかするのは、出来ればなるべく見たくないなぁ。
 ……いや、もし外へ一緒に出て行ったら、怪我とかする前にサクッと私が死に戻って終わりそうだけども。


 あ、でも召喚獣の中にはシルキーとかも居るんだし、皆が皆戦闘要員ってわけでもないのか。
 太郎とか、町の人に可愛がってもらって好感度を上げるための枠にしか見えないし。
 いや、太郎にそれ言ったら地面をばしばし叩いて抗議されるかもしれないけどね。
 ラキやぴーちゃんは多分戦士枠なんだろうけど…… いや、ラキは糸が出せるから生産補助でもあるのかな?

 ぴーちゃんはアルおじさんに弟子入りしたりしてやる気を見せてるけど、やっぱりサイズの問題が有るからなぁ。
 私は外の敵がどんなのか実際に見てはいないけど、このサイズでまともに戦える敵はそうそう居ないだろう。
 まぁサイズの問題で言うならラキが一番なんだけど。
 同じ大きさなら凄い強さでも、やっぱり普通のサイズの相手に踏まれたら、それだけで死んじゃいそうで怖いし。



 ……ん?
 なんか色々考えてたけど、よく見たら珠ちゃん、地味に魔力で体を強化してない?

 気になったので飛びながら【魔力感知】で珠ちゃんに意識を集中してみると、何故か隠されてるっぽいけどかなり濃い魔力が体の中に流れてる。
 え、何? 実は珠ちゃんって凄いにゃんこなの?

 意図的になのか本能なのか知らないけど、注意して見ないと気づかないくらいには隠してあるらしい。
 まぁ子供とは言え狩猟をする生き物なんだし、多分本能の方だろうけど。
 ていうかわざわざこの子が私に隠し事するとは思えないし。


 てことは珠ちゃん、普段のんびり丸まってる時もこっそり訓練してたりするのかな。
 寝てる様に見えて、実は瞑想して魔力に集中してたりとか。

 まぁぴーちゃんの方は、さっきはどう見ても遊んでたけどね。
 うん、むしろそれで良いんだけどさ。
 楽しそうにしてるのを見てると、なんかこっちもちょっと幸せになれるし。

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