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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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454/676

454:仕事に戻ろう。

「ま、それはともかくだ。次までにアレをどう料理するか考えておかねばな」

「あー、味は良くても首かしげてましたしねぇ」

「うむ」

 美味しければなんでも良いって事ならさっきのでも良いんだろうけど、流石にアリア様が食べる物までそんな感じってわけにはいかないだろうし。


「未知の食材を調理する事は良い経験になりますので、私としても助かります」

「アレの調理法を何かに活かす機会は無いんじゃないですかね……?」

「いやいや、世の中何があるか判らんからな。それに単純に応用するというだけではなく、そういう経験を元に新たな発想が浮かぶ事もあろう」

「あー、そういう意味なら確かに有りそうですね」

 アレが元じゃ、なんかおかしな発想が浮かんで来そうで怖い気もするけど。

 良い経験になるって事はゲーム的に考えると、ボーナス経験値が入ったりするのかな。
 まぁ基本がしっかり出来ているって前提は必要そうだけど。



「さて、それではそろそろ仕事に戻る事にする」

「はーい。頑張ってくださいね」

「ああ。と、その前に」

 アリア様、頷いたと思ったら唐突に離れて行ったな。
 どうした…… のかと思ったら珠ちゃんとぴーちゃんを可愛がりに行ったらしい。
 まぁ癒しは必要だよね。


「よーしよしよし。おっ、ここか?」

 喉を撫でる指先に、自分が撫でてほしいポイントを合わせていく珠ちゃん。
 うん、存分に可愛がってもらいなさい。
 その人偉い人だから…… ってのはどうでも良いけど。
 そもそもこれ以上好感度高めても仕方ないっていうか、最初から最大値って感じだし。

 私が撫でると喜んでくれはするけど、力が足りなさ過ぎてマッサージ的な気持ち良さは無いだろうからなぁ。
 ま、そこは【妖精】だし仕方ない。

 全力で攻撃する感じで叩いたり蹴ったりすれば少しはマシだろうけど、それはちょっと気が引ける。
 いや、多分本気でやっても全然痛くないだろうし、珠ちゃんからすれば別に良いよーって感じだろうけどさ。
 ……なんか大した刺激も与えられずに、自分の物理的なショボさを再確認するだけで終わりそうだな。


「お、そうか。ぴーちゃんはぴかぴかした物が好きか」

「ぴゃっ」

 未だに飽きずに石を抱いていたぴーちゃんを撫でながら、アリア様が確認するように声をかける。
 本当に気に入ってるんだなぁ。
 あれ、素直に離してくれるかな?
 ぴーちゃんが欲しそうにしてたら、ライサさんが遠慮して受け取ってくれなくなりそうなんだけど。

 ……って、ちょっと待ってぴーちゃん。
 アリア様相手に、迂闊にそういうの同意しないで欲しいんですけど。
 いや、でも嘘をつけって言うわけにもいかないか……


「よしよし、ではこれを授けようではないか」

「姫様、白雪様がお困りになりますので」

「む、それもそうか」

 アリア様が何か取り出そうとしたところを、そっとコレットさんが押しとどめてくれた。
 ありがとうございます。

 すぐに納得してるし特に深く考えずに出そうとしたんだろうけど、勘弁してほしいよ。
 そんな飴玉を上げるノリでホイホイ出されても困る。
 何を出すつもりだったのか知らないんだけどさ。

 いや、でもよく考えたらここだと飴玉も割と高価な嗜好品なのか。
 【妖精】産とはいえ蜜一滴で銅貨と交換できるくらいだし。


 ま、もしかしたらその辺に落ちてた綺麗な小石とかだったのかもしれないけどね。
 ……いや、お姫様がそんな物拾ってポケットに入れてはいないか。
 でもアリア様だし、それも無いって言い切れないんだよな……

 海辺に落ちてた変な触手を、面白そうだからって喜んで拾ったりする人だし。
 いやまぁ、町の近くに有った怪しげな物を研究所に持って行って調べると言えば、何もおかしな所は無いんだけどさ。
 聞いた感じだと「なんか変なのあったー!」ってノリっぽいんだもんなぁ。


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