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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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451/677

451:国での話を聞こう。

「それにしてもそんなに仕事無いのに、よく優先して船に乗せてもらえましたね」

 ジーさんもだけど、他にもっとこっちに来たいって人が居るんだろうに。

「白雪さん、こういう開拓地にはよろしくない方が、たくさん混ざるものらしいですわよ?」

「あ、そうなんだ」

 確かに悪さをするにはこういう所は良い場所なのかな。
 都会に比べれば警備も普通は手薄、っていうか最悪無法地帯に近くなる事もあるだろうし。
 それに犯罪組織にも縄張りとか有りそうだし。


「ああ、まぁそれも有るな」

「いっぱい撃った」

「うむ。仕事が無いと言うよりは、あらかた済ませてしまったという事だな」

 あー、まぁ一度掃除が終わったら新しい重犯罪者なんてそんな出ないもんね。
 あ、でも祝福持ちはどう対処してるんだろう?

 ……心が折れるまで復活地点で射殺され続けたりするんだろうか。
 うん、気にしない事にしよう。
 多分復活した所を捕まえて、牢屋みたいな所に連れて行かれるんだろう。うん。



「ま、実際の所は追放されたみたいなもんだけどな」

「え?」

「こいつ姫様と陛下の言う事しか聞かねぇ、っつーか陛下に従ってたのも姫様のためな節が有ったからな。野放しにしたら何をしでかすか判らんっつー事で、姫様と一緒に送り出されたんだよ」

 ……よく生きてるな、この人。
 いくら凄い技の持ち主でも、処刑されてないのが不思議過ぎる。


「父上は鷹揚な方であるからサフィの態度も面白がっていたのだが、兄上達には危険視されていたからな」

「あいつら大嫌い」

「ん、サフィさんがわざわざ嫌うって、何かされたんですか?」

 なんかこの人、性質の悪い人でも自分にかかわらなきゃ関係無いって感じっぽいのに。
 しかも大が付いてるって事は相当だろう。


「こいつ姫様のすぐ上の第三王女に、余興で弓を披露してくれって連中の宴会に呼ばれてな」

 あぁ、そういえばアリア様って頭に第四って付いてたんだっけか。
 いや、今それはどうでも良いんだけど。

「私の立場が悪くならん様に、嫌々ながら行ってくれたのだ。まぁ我慢する必要は無いと言ったし、あのろくでなしに手出しされぬ様に、護衛としてジョージを付けたがな」

 今、さらっと軽い毒吐いたな。
 アリア様の兄弟、よろしくない人が多いのか?


「案の定揉めましたしな。ま、ありゃ俺もあの連中が悪いと思うがな」

「何が起きたのでしょう?」

「初めはこいつも姫様の顔を立てて、偉そうに解った様な口を利かれても黙って大人しく技を見せてたんだがな」

 あー、けっこう居るらしいね。
 実はあんまり知らないのに、私は詳しいんだぞーって感じで解説しちゃう人。
 ……流石にプロ本人の前でやる人はそうそう居ないと思うけど。


「おしまいって言ったらもう矢が無いのかって聞かれたから、有るって答えた」

「で、有るんならやれよって言われて、それは出来ないっつったわけだ」

「それで引き下がる方では無かったのですよね?」

「ああ。何故だ、答えろと問い詰められても答えられないの一点張りだったんだが、まぁ言えるわきゃねーわな」

「ん、あんまり言えない様な理由なんですか?」

「俺らみたいなもんからすりゃ言うまでも無い理由なんだが、まぁ相手に言うもんじゃねーわな。最低でもその場にいる人数分の矢は残しとくのが、弓を使う奴としちゃ当然の心得だ」

 ……あー、そりゃ確かに言いづらいわ。
 いざとなったらお前ら皆殺しにして逃げるためって事だもんな。
 ジョージさんが褒めるほどの腕なら、実際に一人一本で足りるだろうし。


「まぁ結局、答えんと斬るとか言い出したからハッキリ答えちまった上に、無礼なっつって剣に手をやった護衛の脚を撃ったけどな」

「……いや、それよく処刑されませんでしたね」

「宴に参加していた父上の側近が一部始終を見ていたからな。姉上が阿呆だった、で済んだよ。死者も出さずに済ませていたしな」

 国王様、心広すぎない?
 いや、本人もそういうのがちゃんと解る人なのかな。


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