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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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428:抱き付かれよう。

 お、指が動いた。
 もうちょっとっぽいな……って待ってキャシーさん。
 半分石像のまま泣かないでください。こわいから。

「だ、大丈夫ですか?」

「酷い目に遭いましたよぅ……」

「いやもう、なんかほんとごめんなさい」

 別に私も好きでやってるわけじゃないんですよ。
 いや、絶対に嫌だって言えば断れなくは無かったんだろうけどさ。


 まぁとりあえず問題無く治療できたみたいで良かった。
 さっきからの扱いのせいかちょっとぷるぷるしてるけど、生きてるならオッケーだという事にしておこう。

 あ、カトリーヌさんが離れて行った。
 まぁ動ける様になったら支えてる必要は無いし、調整とかも私じゃないとできないから、ここに居ても仕方ないって事かな?



「すみません、とりあえずライサさんに見せるのも兼ねて、まずは私達と同じくらいまで大きくしますんで、動かないでくださいね。あ、手を出してもらって良いですか?」

「は、はい」

 なんか少し私の目に怯えてる感じがしたのでやや横を見ながら近付いて、差し出された手に触れて魔力を流す。

「これが大きくする上限ですね」

「なるほど、同じサイズまでなのですね。キャシー、少し触れても良いかしら?」

「か、勘弁してくださいよぅ!」

 そっと指を出してきたライサさんに対して、キャシーさんが大きく手を振って止めさせる。
 まぁいくら知ってる相手とはいえ、大きすぎて怖いよね。
 しかもさっき石化してるからって、無遠慮に突っつきまわして来てた相手だし。


「死にゃしねぇから大丈夫だぞ」

「いや、そういう問題じゃ無いでしょ。やっぱ怖いもんは怖いですって」

「まぁ無理強いはよしておきましょう。一応その状態での体質は聞いておりますし、キャシーと言えど小さな相手を痛めつけるのは気が進みません」

 潰すつもりだったのかっていうか、キャシーと言えどって。


「さっきから地味に私の扱い、酷くないですか……?」

「ま、からかってるのも罰の一環みたいなもんだ。気にすんな」

 いや、気にするでしょ。

「あー、まぁ一旦置いといて。大きくするのはここまでですけど、小さくする方の限界は知りません」 

「ラキくらいまでなら縮めてたがな。どうする、そいつで試してみるか?」

「いや、やりませんよ……」

 やらないから、そんな涙目でこっち見つめないでくださいキャシーさん。
 ていうかそれ以上下がると落ちちゃうよ。
 手の平、今のサイズだとそんな広くないんだから。


 あ、気付いて後ろ見て、「ひぁっ!」って言って前に出てきた。
 思ってた以上に高かったんだろうな。

「そ、そろそろ元に戻してもらえませんか?」

「あ、はい。……いや、そんな掴まらなくても落ちませんって」

 出てきた勢いのまま私のお腹に抱き付くキャシーさん。
 絞めつけ過ぎでちょっと苦しいぞ。

 やっぱ縮んで同じ基準になってるとは言え、職員さんだけあって基本性能が高いんだろうな。
 しょせん私のステータスって、身体的には常人って感じだし。


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