挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

424/673

424:お願いしておこう。

「ただいまー。仲良くしてたかなー?」

 庭に戻って召喚獣たちがどうしてるかと見回してみれば、寝転がった珠ちゃんの周りで全員まったりくつろいでた。
 珠ちゃんのお腹にぴーちゃんがうつ伏せでもたれかかり、シルクは背中側にちょこんと座って両手でぽふぽふ。

 お、シルクがお仕事してないのは珍しいな。
 遊んでて良いよって言ったのを「庭で遊んでいろ」って指示だと解釈したのかな?
 単に珠ちゃんを触りたかっただけかもしれないけど。
 すごい楽しそうにモフってるし。

 まぁどういう理由でも良いけど、たまにはシルクも休まないとね。
 いや、シルクの事だから仕事をして良い状況なら、休むより仕事してる方が幸せなんだろうけどさ。


 太郎は首元に頭を突っ込んで、丸まって寝てるらしい。
 うん、坂に置いたらそのまま転がっていきそうなくらいまんまるな背中だな。

 ちゃんと仲直りしたみたいで良かった良かった。
 ……太郎、もう忘れちゃったとかじゃないよね?



「仲良しさんですわねぇ」

「良い事だねぇ。……モニカさんはなんで正座してるんですか」

 しかも庭の入り口で。
 ここは誰も来ないから良いけど、狭い道の真ん中を占領するのはどうかと思うよ。

「とても素晴らしい光景ですので」

「いやうん、気持ちは解りますけど仕事しましょうよ」

「はい……」

 確かに小っちゃい子や動物が戯れてて可愛らしいけどさ。
 モニカさん、今はまだ仕事中でしょうに。
 いやまだって言うか、私のせいで未だに始まったばかりって進み具合っぽいけど。
 ……まぁ、蜜集めの補助も仕事だから妨害ではないよね。



「さて、それじゃこれから役場に行くけど、みんなはついて来る?」

 すごすごと蜜をしまいに行くモニカさんを見送り、おかえりーとこちらを見ている召喚獣たちに声をかける。

「ぴゃっ」

 ぴーちゃんが鳴きながらこちらに飛んで来て、その後ろから太郎を背中に乗っけた珠ちゃんが歩いて来た。
 シルクはやっぱりお留守番か。
 あ、そうだ。


「シルク、やる事が何もなかったらくらいの優先度で良いから、地面から家の入口まで『お友達』が上ってこられるように、梯子か何かを付けてくれる?」

 まかせてください、といった感じの顔でこくりと頷くシルク。
 覚えてるうちに言っておかないと、すぐに忘れるからな。

 正直使う機会なんてほぼ無いだろうから、暇で仕方ないならってくらいで良い。
 ……良いんだけど、シルクの事だから普段の「頼まれてはいないお仕事」よりは優先しちゃうんだろうな。
 まぁそれでも困るわけじゃないから、あえてそこまでは言わないけど。


「あ、材料が足りなかったら別にやらなくても構わないし、それでも作りたかったら私の部屋に置いてあるお金でエリちゃんに買ってきてもらっても良いよ。って言っても今エリちゃん居ないけどさ」

 モニカさんも頼めば用意してくれるだろうけど、これ以上仕事の邪魔しても悪いし。
 いや、頼んでもらえなかったとか言って、逆に落ち込む可能性も有るけど。
 まぁ一応、本業の庭師としての仕事が優先だから仕方ない。


 うんうんと頷くシルクに近寄って頭を撫で、行ってきますの挨拶をして外へ向かう。
 さてさて、本来の罰よりも長いこと固めちゃってたキャシーさんを、早いとこ元に戻してあげないと。

 ……そういえば今更だけど、石化してる状態だとお腹空いたりしないんだろうか。
 いや、もしそういう問題が有るんだったら、多分ジョージさんが隠密さんを使って急いで来いって伝えてきてるか。

 あ、でもキャシーさんから「おなかすきましたー」って伝える手段が無いから、最悪の場合は餓死するまで気付かれない可能性も有るじゃないか。
 ……死に戻りしたから急がなくて良いとかじゃないよね?


+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ