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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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415/676

415:伝言を思い出そう。

「ところで、そのササキちゃんは何の用が有って来てたんだ?」

 あぁ、そういえば。

「所属パーティーだけ言って誰なのか言い忘れたからって、顔を出しに来たらしいよ」

 なんか変な所で律儀だな。
 でもそれならそれで、もうちょっとちゃんと出て来れば良いのに。
 あ、現実でのつながりを利用して近づいてるとか思われたくない、とかかな?
 そういうの、いろいろ面倒な事もありそうだし。

 ……私の顔がトラウマになったからではないと思いたい。


「どちらのパーティーの方なんですの?」

「ほら、あの毎晩侵入しようとしてモニカさんにお仕置きされてる犬の人」

「あー、アレな……」

 カトリーヌさんからの質問に答えると、それを聞いて苦笑いしながら頷くアヤメさん。
 まぁそんな反応にもなるよね。


「ってあー、しまったな」

「ん? どしたの雪ちゃん」

「いや、モニカさんに伝言があるの忘れてたよ」

「あー。まぁ急ぐことじゃないし、また後で良いんじゃない?」

 それもそうか。
 ていうか別に言わなきゃいけない事でも無いんだけど。
 まぁ頼まれたからには一応言うけどさ。


「伝言? このタイミングで思い出すって事は今の子からか?」

「うん。あの犬の人に容赦は一切しなくて良いって言ってた」

 問いかけてくるアヤメさんに内容まで答える。
 別に隠す必要もないしね。

「……一応仲間だろうに」

「雪ちゃんもそう言ったんだけど、なんかあの人モニカさん目当てで通ってるらしくてね」

「処刑の為とはいえ、密着出来ることを喜んでるらしいんだよね」

「なるほど、アホなんだな」

 バッサリいくなぁ。
 まぁ気持ちは解るけど。



「ま、アホ(それ)は良いとして行くとしようか」

「あ、うん。よーし珠ちゃん、お姉ちゃんが運んであげよう」

 しっぽを立ててぽてぽて歩いてた珠ちゃんが、ひょいっとお姉ちゃんに抱き上げられる。
 あ、うねうね暴れて脱出した。
 自分で歩きたいのか。


「むぅ、残念」

「まぁ引っかかれないだけ良かったじゃないか」

「う、確かに。勝手に抱っこしてごめんね、珠ちゃん」

 しゃがんで謝るお姉ちゃんのすねに、ごんっと頭から突っ込む珠ちゃん。
 多分いいよーって事なんだろうけど、攻撃っぽくも見えて判りづらいぞ。


「ほら、許してもらったんならさっさと行くぞ」

「はーい。って耳いじらないでよー。くすぐったいんだから」

 アヤメさんに狐耳を指でぴんっと弾かれて、抗議するお姉ちゃん。
 まぁいい加減出ようよって言うのは確かだし、仕方ないかな?

 なんかほとんどの足止めに、私か召喚獣が何かしら関わってる気がするけど。
 いやうん、まぁ仕方ないよね。仕方ない。
 今のも珠ちゃんに手を出したのはお姉ちゃんだし。
 私のせいではないのだ。うん。

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