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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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412/679

412:投下しよう。

 家の前から皆の所へ戻ると、シルクはごく自然な動きでアヤメさんに乗り込んで行った。
 これ、懐かれてるのか乗り物扱いされてるのか、けっこう微妙なところだな。
 ……うん、まぁ前者だと思っておこう。


「そういえばエリちゃんさん達は居りませんのね」

「あー、うん。まぁお互いにいつも居るってわけじゃないんだし、そういう事もあるでしょ」

 エリちゃんとソニアちゃんは判らないけど、めーちゃんは多分仕事かな。
 吸血鬼の所でのお仕事を「それに比べて自分の所は」って感じで羨ましがってたし、会社勤めの社会人なんだろう。


「大抵の人は現実での暮らしが有るもんねぇ」

「いや、NPCはともかくプレイヤーなら誰でも…… いや、うん、そうでもないか」

「世の中、色々な方が居ますから……」

 お姉ちゃんのコメントにアヤメさんがツッコもうとして思い直し、レティさんが濁し気味のコメントを追加する。
 うん、まぁ色々ね。
 変な意味じゃなくても、入院してたりで現実の体が動かせない人だって居るみたいだし。



「ところで太郎様は、何かやってしまわれたのですか?」

「いや、これお仕置きとかじゃないから」

 ぴーちゃんと太郎を見たカトリーヌさんが、少し羨ましそうな顔で聞いてきた。
 うん、やっぱりそう思うよね。

「やはりぴーちゃん様はお強いですわねぇ」

「まぁ、私たちと違って普通の生き物くらいの力はちゃんと有るからね」

 逆に私たちが弱すぎるんだよ。
 まぁそのぶん大切に扱ってもらえるんだし、これで体まで強かったら手の付けようが無いから仕方ないけどさ。


「私たちでは、抱き上げる事すら難しそうですわね。……いえ、決して太郎様が太っているという事ではなく」

 なんかカトリーヌさん、太郎にじーっと見られて弁解してる。
 たろちゃん、重いって言われるのは嫌なのかな?

 っていうか、もしかして太郎って女の子なのか……?
 ハムスターの性別の見分け方はよく知らないけど、もしそうだったらごめんとしか言いようが無いんだけど。
 ……まぁ今更仕方ないんだけどさ。


 一応言い訳をするなら、出てくる前に名付ける仕様のせいだと思うんだよ。
 いや、見分けられないんだから出た後でも同じ名前を付けそうだけど。
 なんせ私だし。

 まぁ太郎自身、名前を不服に思ってる感じはしないし気に入ってくれてると思おう。
 いや、そもそも実際はどっちなのか知らないんだけどさ。
 レティさんに聞けばすぐ答えてくれそうだけど、まぁ別に良いか。
 どっちでも困る事は無いだろうし、可愛い事には変わりないし。



「さ、いい加減行こ」

「おはようございます」

「……びっくりさせないで下さいよ」

 アヤメさんの言葉の最中に唐突に現れるモニカさん。
 何でみんな、そういう現れ方するかね。
 いや、実際は普通の人がほとんどなんだけどさ。


「申し訳ございません。この機会を逃してはならないと思いまして」

「なんの…… って、ああ……」

 モニカさんがアヤメさんの隣から、素早くぴーちゃんの下へ滑り込んで来た。
 まぁうん、ちっこいのが引っ付いてるのとか大好物だもんね。


「ぴゃっ!」

「ありがとうございます!」

 ……なんだこれ。
 太郎がのけ反ってぴーちゃんの顔を見たと思ったら、ぴーちゃんの鋭い掛け声と共にモニカさんの顔に投下された。

 まぁうん、ぷにもふで気持ち良いとは思うけどさ。
 私が言うのもなんだけど、遊んでないでご飯食べに行かない?

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