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VRMMOで妖精さん 作者:しぇる
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408/676

408:大きくしてあげよう。

「で、あいつは何やってんの?」

「さっきシルクに行ってもらったから、すぐに出てくると思うよ」

「おっはよー」

 お、言ってるそばからお姉ちゃんだけ出てきた。
 シルクは中でバスローブとかを片付けてるのかな?


「おぉ、本当に小さくなってますね」

 バルコニーに出てきたお姉ちゃんを見て、レティさんが立ち上がって歩いて来た。

「待ってレティちゃん、近い怖い」

「あ、すみません」

 よく見ようとバルコニーにぐーっと顔を近づけてきたレティさんに、お姉ちゃんが抗議する。
 ちゃんと喋れてるだけ、大きい相手にも大分慣れたみたいだな。


「しかし、相変わらず【妖精】の魔法は凄いものですねぇ」

「まぁその分消費も凄いみたいだけどな」

「だねぇ。【妖精】から見てもちょっと重めのコストかな」

「ま、そこまで連射するもんでも無いし問題無いだろ」

「そりゃね。こんなのそこら中でかけて回ってたら、すぐにお仕置きされちゃうよ」

 これ、私が死ねば解除されるんだし。
 ていうかまぁ、かけられたくない人は五秒も止まっててくれないだろうけどね。
 無理矢理止めることは出来ると思うけど、そんな事したらその時点で逮捕だし。



「まぁそれはともかく、そろそろ元に戻って屋台に行かないか?」

「そうだね。おーい、シルクー……って早いね」

 声をかけると同時に出てきた。
 部屋で待機してただけ…… というかお姉ちゃんが寝てたベッドを綺麗にしてたのかな?

「浮いてから戻すんだっけ? シルクちゃん、よろしくー」

「そうそう。……浮かなかったらどうなるか試して良いかな?」

「いやー、事故が怖いし……」

「つーか事故られたら私らも困るから勘弁してくれ」

「それもそうか」

 うん、万一デスペナとか貰ったら大変だもんね。
 ログアウト前の夜ならまだしも、これから外に出て行くのにペナルティはマズいだろう。



「はい、戻すよー」

「いつでも良いよー」

 お姉ちゃんが上空に連れて行かれたのを確認して、お友達状態を解除する。
 あ、一応着地に注意しておいた方が良かったかな?
 まぁ大丈夫だろう…… いや大丈夫かなぁ……?


「ほー、戻る時はこんな感じか」

「縮む時はどうなのです?」

「単にこれの逆って感じかな。頭の有った位置に出るっぽいから、立ったままやると誰かが受け止めないと怖い思いする羽目になる」

「あぁ、十数メートルの高さに放り出されるのですね」

「そうそう。あ、そろそろかな」

 光になってたお姉ちゃんが実体化し始めた。
 やっぱりちょっとだけ高かったかな。


「あいたっ」

 ……大丈夫じゃなかったよ。
 何でその高さと速度で着地し損ねるんだ。

「何やってんだよ。ほら手ぇ出せ」

「うぅ、ぐねってなった…… ありがと」

 足をひねって転んだお姉ちゃんを、アヤメさんが手を引いて立たせる。
 あ、レティさんが回復してあげたみたい。


「言っておいてよぅ……」

「いや、忘れてたのは確かだけど、流石にあれで転ぶとか思わないじゃない」

「そりゃそうだ。あんたがトロいだけだろ、今のは」

「うぅ、ひどい言われようだよぅ」

「えぇと、その…… 今のは流石に擁護出来ませんね……」

「ぐむぅ」

 レティさんに救いを求めるも、控えめにだけどばっさり切り捨てられるお姉ちゃん。
 うん、まぁ今のは言われても仕方ないよなぁ……

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